25・11・2
「世界文明のルーツを探る」という大へん大上段の帯の言葉につられて読んだ。古事記や日本書記には示されていない歴史も含めて日本は「世界文明の発祥の地だった」というテーマを数々の孝古学的証據を挙げての論述である。
なかなか思いがけない発想もあって、そうかな、と思いながら楽しんで一気に読んだ。
「エピローグ日本は世界の『高天原』だった」など、勇気の要る言葉であるが、面白い。
「日本の縄文文化は、世界に先駆けて花開いた世界最古の新石器文化であった」というくだりも本当かな、と思うが、まァとにかく一読を薦める。