25・10・29

 現在高画像度とされるフルハイビジョンの四倍の解像度で表現できる4K技術、十六倍の8K技術を使った放送の実現に向け、収録の実験や映像伝送技術の開発などが始まっている。4Kは総画素数が約八〇〇万、現行のフルハイビジョンは二〇〇万である。

 8Kでは画質の大幅向上だけでなく、音響も様変りする。

 現在は4K対応のテレビの本格販売が始まったばかりだが、NHKは20年の東京五輪を見据えて、家庭用の8K対応の共同開発をメーカーに呼びかけていく考えである。

 ただ、次世代放送技術の開発は、いち早く実用化して、技術や機器を世界に売り込むという日本の戦略に是非繫げて欲しいと思う。