25・10・21
書いた落語という。志ん生の落語は全集でもって、暇さえあれば聞いていた頃もあったが、これに次ぐは落語家は談志だと思う。
線があって親しくなり、鳥取にも何べんも来て貰った。というより彼は泳ぎが好きで、山陰の海が気に入って毎年のように夏遊びに来ていたのである。
彼は正統派の落語であるが、ちょいちょいアドリブも入って大へん面白い。
他に円生など全集をいくつも持っている。全く同じ話ができる人と言われているが、何となく嫌味があって、も一つ好きになれない人もある。
中学生の頃、落語の大全集という厚い本をよく読んでいたので、主な話は大てい知っているつもりである。
談志にはも少し、生きていて欲しかった。本当に遺言集になって了た。