「医者だけが知っている新しい常識」とカヴァーに記してある文春文庫本を読みかけている。曽野綾子さんから先頃頂戴し、早速読み始めた。大正生れの私は高齢者の部に入っているし、カゼをひいたり、足首を痛めたり、何かと小修繕をしつつ暮しているので、大へん関心のあるテーマである。
ただ専門のお医者の皆さんの意見も一つではなく、分かれりこともあるので、一体どれを信じたらいいのか、迷う時もある。
自分で納得いかなかったらセカンドオピニオンを徴したらいいとは、最近思っていたことであるが、どうも最後は自分の考えで行動するしか、ないのではないか、と思うのは間違っていようか。
それにしてもいいお医者にめぐり合わせた人は幸せであると言わねばなるまい。