25・8・24
諸井薫が四分の一世紀ほど以前に書いた人物月旦である。登場する人物はその頃スポットライトを浴びている小説家を中心とする芸術家ないしは知的文化人と呼ばれる著名人である。
彼の書いたもの(主としてエッセイ)はいくらか読んでいるが、この本は彼のよく人を見る眼が光っている感がある点で一番秀れていると嘆じている。
登場する人物の名前は大体知っているが、直接会って話したことのあるのは、残念ながら、田原総一郎、石原慎太郎、志茂田景樹など数人で少なかったが、よく見ていると思った。