25.5.3
公立学校職員の免許・採用制度改革を検討している自民党案の概要によれば、教員希望者に「准免許」を与え、数年の「試用期間」を経たうえで本免許を与えるという「インターン制度」を導入し、指導力の向上を目指すという。
この制度改正を反対するというわけではないが、この際教員の需給に関して基本的に検討する必要があるのではないか。
教員養成をもっぱらとする教育学部の卒業生ではなく、それ以外の学部においても教員の資格を割と容易に与えられることが妥当かどうか。また教員養成学部を卒業すれば公立学校の教員になれるはずであるのに、現実はポストがあかなくて数年も待たされるという現状はこのようなインターン制度の導入によって解決をされるのだろうか。
専門課程の教員は別として公立学校教員の資格については、その資格の付与はもっと厳しく制限をしてもよいのではないか、等々の問題があると思う。かつては教員養成学部の定員を一割削減し、他学部の定員蔵に回したことがあったことを思い出す。