24.12.28
この頃嫌になるほど毎日中国の船がやれ接続水域に入った、領海に入ったなどという報道がある。
中国はそのようにして毎日いわば実績を積み上げて来て尖閣諸島は昔から中国のものである、という不条理の主張を押し出して来ようとしている。これが他の南方諸島に対する中国一流の強引な収奪戦法の一部であると思わざるをえない。
海上保安庁の監視船は大砲を1門積んでいるが、ずっと以前は弾丸は持っていなかった。「かかし」のようなもので実態を知られて了えば何の役にも立たない。今から30年以前も前、我々もやかましく言ったので、弾丸を積むようになったと聞く。しかし、弾丸を発射するには、その都度海上保安庁の長官の許可を得なければならず、それも所属する地区の海上保安本部長を経由する必要があると定められていると聞いたが本当か。そんなことをしている間に敵さんは逃げていって了うのではないか。
私どもは、無暗にことを構えて欲しいとは思っていないが、ただ領海内に入りこんだ船と並行して走っているだけの対抗手段など、何の役にも立たない、と思っているので、先方をつけ上がらせないための断固たる処置を要望しているのである。
先方に実効支配などの事実を積み上げないようにさせてみたいのである。