24・10・27

 この25日突如として石原知事が辞表を提出することを表明した。先月2人で会った時はそんな気配もなかったので、いささか驚いた。

 辞職の理由についてマスコミはいろいろ憶測をしているが、今の政情に甚だ飽きたらないところが多く、最後の御奉公として国政復帰を目指したということに盡きるような気がしてならない。

 長男伸晃氏が自民党の総裁になっていたら、新党結成には踏み切らないと思うが、先だっての総裁選挙の結果を見て、日頃の心情に沿う行動にでたのか、なと思う。

 第三局の形成が目標であろうが、維新、立ち上れ、みんな、などいろいろ分かれそれぞれ一応独自の政策目標を掲げているいろいろな党が急に一本化に向けて結集することは、なかなか容易ではないと思う。しかし、石原の旗印は何といっても現代ピカ一だと思うので、解散の声が近ずくにつれて、第三局の纒りがついてくるものと思われる。

 われわれも彼に期待する。ただ、一つ言うと官僚への攻撃は、彼の目的達成には妥当ではない、官僚を使いこなせなければ、適確な政策実現は難しいことを、彼も知っている筈だ、と思う。