24・8・8

 毎日オリンピックの報道を楽しみにしているし、日本も金2つは淋しいが、メダル総数としては五位の好成績を示している。

 しかし、ほかの国もそうだと思うが、日本もメダルをとった競技種目は片よっている。陸上競技は本来オリンピックの花形であるべきだが、日本はもひとついいところがない。室伏のハンマー投げの銀だけであろう。

 私は、高校生のとき陸上運動部(略して陸運)に入っていたこともあるし、その縁もあって日本陸連の顧問をさしてもらっているが、そもそも陸上競技はリレーなどは別として殆んど凡て個人競技である。団体戦と難も個人の点数の合計に過ぎない。従って、練習も自己との戦いとなって、おおむね同じことの繰返し、単調で、まァ余り面白いことはない。野球やサッカーなどとちがって観ても退屈でもある。

 そこで、いい選手を養成したいが、どうしたらよいか。

 私もよくわからないが、試合で2番ではなく、1番になるように、銀ではなく金のメダルがとれるように、も1度も2度も衆知をつくして、対策を考えてみたらどうか、と思う。もっと国としての奨励策が必要ではないか。