このままでは仁川空港などアジアのハブ空港に置いてきぼりを喰うのではないか、と焦りを感じていたが、羽田空港に4本目の滑走路と新しい国際線ターミナルが完成して、いよいよ国際的なハブ空港に向けて第一歩を踏み出すことになった。

 国際線も北京など東アジアの4路線からサンフランシスコやパリ、ホノルル、シンガポールなど17路線に拡がることになった。成田空港よりも都心に近く、国内48路線を持つために国際線との連繋も便利で、格安航空会社の参入も期待されている。

 本当は成田の開港よりも、もっと早く羽田空港の拡充をなすべきであった。成田も富津が地元の欲ばりから取り逃がさなければ実現しなかったであろう。

 ともあれ、羽田のハブ空港のさらなる前進を期待したい。

 ただ、何処でも空港の建物が広大になればなる程、空港内での乗客の移動距離がとんでもなく長くなってくる。時間も、体力もかかる。あれを何とかして貰いたいといつも思う。

22・10・22