十二日実施された東京都議選はマスコミの予想どおりとみていい自公の惨敗であった。もっと自公に辛い予想を立てているマスコミもあったから、それよりはいくらかましだと評するものもあったが、とは言うものの明らかに敗戦である。

 自公の与党が過半数を喪った都議会を相手に石原知事がどういう議会対策を考えて行くかに関心を持っている。オリンピックの招致は一応条件付で民主党も賛成しているが、新銀行東京の再建や築地市場移転の問題などの処理に支障が出るのではないか、と案じられている。ただ、こういう問題は野党も党利党略ではなく、もっと広い視野から処理するという考え方をもって対処して貰いたいと思う。