先だって日経の杉田社長が東京ロータリーのテーブル・スピーチでペーパーレスの世の中に向うなかにあって、新聞もその事態に対応する準備を備えておかなければならないと述べていた。同感であるが、さて、どのようにするのか、については問題があるようであった。
しかし、とにかく、新聞は枚数を減らしても、骨の部分はなくなることはないだろうし、又、部数の減に対応して、他のメディアとの繫がりを考えていかなければならない、というような趣旨のことを述べていた。
も一つ、よくわからなかったが、これは新聞だけではなく、およそ文字文化の問題としても検討されるべきもので、第一、書籍もどうなるのか。発行される本の数は決して減っていると思えないのに、総体の部数は減っているのではないか。雑誌などの平均寿命の短かいことは驚く程ではないか。こういう本や雑誌がどうなって行くかに関心を深めている。
(2009.6.23)