読売新聞(六月十九日・朝)の見出しである。麻生内閣の支持率が鳩山前総務相更迭をきっかけに急落した情勢を受けて、自民党の若手があちこちに集まり総裁選前倒しを求める署名運動などを始めるという。
解散総選挙を目前に控え、若手からは選挙区情勢の厳しさを骨身に感じ、このままでは戦えないと麻生降ろしのマグマが沸き上っているという。
しかし、小泉、安倍、福田、麻生と短かい間に三人も首相が交替したことなどによる自民党離れは所によっては目を覆いたくなるような情勢であるという。
しかし、麻生内閣誕生以降、着々と打ってきた思い切った景気対策が効果を表わさない筈はなく、又、ここで果して替えばえのある総裁、総理が生れてくるか心もとないばかりでなく、一体ここで総裁、総理を取り換えてどんな情勢の転換を望みうるかなどを考えれば、ここはともかく党員が一致団結して麻生を支える態勢を作らなければならない、と思った。
それに又、こう一部の人達が勝手に議員立法を口にし、具体的な案作りに励んでいると聞いているが、そのような党内の対立、ごたごたが外に漏れていい筈はない。そんな党内の抗争は選挙が終った後、たっぷりやっていただくとして、ここは対外的には一つに纏めた政策のもとに旗を樹てて走らなければならないと思っているが、何分、今具体案は出来ていないと聞いている。
(2009.6.21)