食の安全への関心が高まっている中で、従来の業界団体による自主的な表示基準で「天然塩」や「ミネラル豊富」などあいまいであった表現を禁止、原材料や製造方針を明示することを原材料や製造方法を明示することを義務付けることになった。
新ルールに従った塩には「公正マーク」を表示するなど、消費者に分りやすいようにアピールすることになった。
塩の表示については、塩の所管官庁がそもそもあまりハッキリしていないことなどもあり、世界各国から実に多種多様の塩が輸入され勝手な名前がつけられて売られていて、安全性について責任をもって保証する制度も出来ていなかった。私は日本塩工業会の会長として当然この塩の安全性の確保には関心を持っていたが、取り敢えず過剰な表記を排除するように規制することも妥当な措置であると思う。
(2009.6.6)