日銀は二十二日の金融政策決定会合で、景気の状勢判断をこれまでの「大幅に悪化している」から、「悪化を続けている」に上方修正した。
足元の生産の下げ止まりの兆しがみられるためで、日銀が景気判断を上方修正をするのはゼロ金利を解除した〇六年七月以来二年十ヶ月ぶりで、政策金利の誘導目標も現在の年〇・一%に据え置くことを政策委員八人の全員一致で決めたという。
日銀は民間への資金供給を加速するために色々な手を打って来たが、今回さらに金融機関が日銀から資金を借りるときの適格担保として米国債などの外国債を加えることを決めた。
私は、日銀が前回にならって市場から株を買入れることも提案しているが、また実行されていない。重ねて要請したい。