昔、「気象台々々々」と言って食べれば食あたりはしないとまで言われた天気予報だが、今はかなり正確に当るようになって来た。

 四十年も昔のこと、気象庁長官が大型コンピューターの導入を要求して来たので、予算をつけたが、サッパリ予報は良くならなかった。ダメだなと言ってからかったことを覚えているが、様変りである。

 天気予報もよく当るのは有難いが、狂わないかと期待する楽しみがなくなったことも事実である。