【悩むより 安心を生むこと】



人間というものは、
なにが悩みかというと、

自分で自分を知らないこと。

これに、つきますね。

分かったつもりでも、
分かっていない現実。

誰か他の人を評価してみたり

世間を批判することは簡単でも、


自分を評価して自分を正確に知る
なんてことは、
本当にそれこそが

一番大事であるのにもかかわらず、

なかなかの困難を極めてしまう。

アスリートや芸術家、ビジネス業界、
現場関係の職人などで超一流の人は
常に「自分自身を知ること」こそを
非常に重要視していると言われます。




人間には誤解もあり錯覚もあります。

普段目にしているからといっても、
それは、絶対に把握してはいないし、
色んなパターンを知り尽くしたとしても
プロ相手に30連勝出来るとは限らない。

人は、完璧さを求められる機械とは違う。
だからこそ、より良い完璧を求めてやまない。

知識があるからといって、
実践出来るとは限らない。

「正しく知っているわけではない」

そのことをよくわきまえていないと、
何度も同じ間違いを繰り返すものです。

簡単に、他人を思い込みで決めつけて、
自分勝手に判断する人ほど、危険です。

一方的な話を展開させる技術があっても、
コンセンサスを得ることは出来ません。
コンセンサス、つまり合意の形成ですね。

どんなに自分勝手に論旨を並べても、
「第三者の厳正な目で判断してもらう」
なんてことは、基本的に起こりません。

何故なら人間の判断には主観が入るから。





【悩みを越えて 安心するために】


企業や共同体など、組織の中においては、

人間関係の構築や維持、形成が大切です。


「報告、連絡、相談を徹底していたら、
少なくとも、おおごとにはならない!」

という意見はもちろん正しいことですが、
人間は各自の立場での主観が入るもの。

根本的には話を聞いてもらいやすい様な
気風を作らないことには成長も難しい。

問題が起きた事はとても残念だとしても、
起きてしまった事は、素直に認める事です。

現実を客観視して認める事により、
既に解決の道に向かっているのです。

認めるとは、事実を受け入れる事です。
弁解や言い訳てなく、承認する事です。

承認して、承諾して、快諾をしてみる。
OK牧場で、放し飼いにしてみる、と。
🆗d(^_^o)

それで悩むより、不安と不満を解消して、
安心感と満足、感謝と喜びを加えましょう。

「当たり前だ」という思いがある限り、
「本当に有り難い」という謙虚さには
どう頑張っても至ることもないでしょう。

傲慢で傍若無人になっている自分自身に
気がつくことが出来なければ、永遠に、
人間関係の構築や向上も見込めませんね。


人が悩む原因は、欲か見栄か保身です。
自分の悩みの質を見分けるのも大切です。

優柔不断が原因で決断できないのか、
見えない不安で判断ができないのか。
悩みの大きさ、重さ、量を計ることで、
対処の仕方も変わるかもしれません。

早く結論を出さないと肥大する問題か、
時間をかけても慎重にした方が良いのか。
それで大丈夫だという根拠がなくても、
フォロー出来る寛容さで臨む問題なのか。




【 悩みを解消する試み 】

「報連相を明確化して徹底出来れば、
今までの自分の行動を明確に出来る」

などという意見ももちろん正しいでしょう。

ただ、しかしながらそれは、本人が
喜んで自発的にしなければ全く無意味。

自分で自分の行動様式を決めるのは、
理解を越えた信念でもあり、気概です。

モチベーションを維持するためには、
人としての自己を確立することです。

人がその行動規範を決定するのは、
ポリシーやプライド、損得勘定や
義理人情などものもあるでしょう。


決定的に違うことは、恨みつらみで
根に持たないで、明るく生きること。

いつまでも根掘り葉掘りと繰り返して
問題を余計に蒸し返せば、根性も腐って
信頼もなくしてしまう事態になりますから。

過去のこだわりやしがらみには、
一切縛られない様にしましょう。

言われた事、された事、起きた事、
全ては消えることはありません。

でも、許すことをしろとまでは、
そんなに簡単には言えません。

全て忘れて水に洗い流すまでは、
なかなか出来ないでしょう。

相手の悪い所に注目して、
不平不満で批判的に考える。

そんな事は、一切やめましょう。

それは、その人本人の問題であり、
自分の責任でまいた種を刈り取る問題。

自分まで悪に染まる必要などありません。
それなら、前に向いて進む努力が必要です。



【 安心を生みだす心 】

いつも素直で、幼い子供にも勝るほど、
純粋に前進する事も人間には出来ます。

何かを言われて返事をするのにも、
不貞腐れたりぶっきらぼうはやめて
見事に即答出来るだけでも違います。

内面の心が外に表れるのは、
声、言葉使い、表情などです。

「ハイ!」といつも素直に返事して、
常に絶やさない「明るい雰囲気」とか
安心感のある優しい「笑顔」を見れば、
世間での人間関係も良好になります。

いつも優しい笑顔を見せてくれる人や
気持ちいい返事をする人というのは、
いつも爽やかな人に見られ愛されます。

そんな人であれば周りからも好かれ、
人間関係も必ずうまくいくでしょう。

成功する人の必要条件かもしれません。

たとえ得意ではないとしても、
意識的に明るい笑顔や返事を
やっているだけで、それだけで
魅力的な人になることでしょう。

悩んでストレスを溜め込むより、
安心感を人に与える人になれば、
それだけで自分自身が安らぎます。

「疑心暗鬼を産む」という言葉通り、
自分の方から相手に敵意を持つ限りは、
敵対者から解放されることもありません。

「なんじの敵をも愛せよ」
というのはハイスペックな人の
特権的な特殊スキルなんかではなく、

単に「愛を持って人を見る」という
だけの純粋に自然な話の流れです。


「あんさん、敵なんかおるんかいな?
そりゃ、あかんがなー。
敵て!あんさん、敵て。
エネミー!デンジャー!
危険があぶないわー。
かなわんなー。
そりゃ、あんさんが悪いわ。
敵なんておるんかいな、
そりゃ、あんさんの見方やで。
味方を見て敵やなんて、
味方の見方、間違っとるで。
いや、シャレやのうて。
あんさんの目、大丈夫でっか?
人を見て裁くやなんて、
あんさん、何者なんかいなー。
あんさん、神さまなんか?
ほなら、拝まなあかんのか?
でもわし、あんさんのこと知らんなー。
そりゃ、あんさんも人間やさかい、
間違えることもありまっしゃろ?
ほなら、もっと大きい心、
持ちなはれや!
周りのことを敵やなんて思うとる限り、
あんさんの敵は消えしませんやろなー。
敵は、あんさんの中にいるんでっしゃろ?
ほなら、笑顔で戦いなはれや。
明るく、元気に、スマイルやで!
生きてるだけで、丸儲けなんやからな!」




【   案ずるより産むが 安らぎ  】

報連相を進める事がもし出来たとして、
本当の意味で大切なことはなんでしょう。

たとえどんな状況に遭遇しても、
「臨機応変に柔軟な対応が出来る」
ということにほかならないのですが、
そこは、出来て当然のスタートライン。

対応して解決したということより、
そのためにどれだけ頑張ったかを
しっかりと理解しておきましょう。

義務やルールなどで形式的に
業務に取り組むのも良いけど、
心が伴う必要があるのです。

喜び\(^-^)/と
感謝m(_ _)mを持って
自発的に行動する事により、
危険や異常などにも敏感に
「即座に的確な対応が出来る」
ということも実際にあります。

人は、喜びの中にこそ、
自分の最大限の努力を
惜しまないものですから。


それは、管理・監督者の目線で見る
人材の育成にもつながるわけです。

「沈着で冷静な判断力」は、
報連相を進めることにより
作りだされていくのですが、


それらの賢明で俊敏な英断を
維持、向上させるためには、
「明るく元気に喜ぶこと」
が必要不可欠だということです。

٩(๑❛ᴗ❛๑)۶