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シラ書38章1〜8
医者には、その奉仕を考え、
当然尊敬の念を示しなさい。
彼も主につくられた者なのだ。
王から贈り物を受けるのと同じで、
病気が治るのは
いと高き者の恵みである。
医者の知識は
彼の頭を上げさせ、
勢力者を感嘆させる。
主は、地から薬草を生えさせ、
思慮ある人はそれを軽んじない。
水を甘くしたのは、
木切れだったではないか。
こうして、木の効能が表れた。
また、人間は、主から知識を与えられ、
その偉大な業を誇りとする。
医者はそれをつかって治療し、
苦痛を和らげ、
薬剤師はそれを調合する。
こういうわけで、
主の業には限りがなく、
主によって、地に幸福が広まる。
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現代的な医療機関では一般的に
「対症療法以外は出来ない」
というのが前提となります。
東洋医学と西洋医学というような
対比のされ方もするみたいですが、
全体の調和より局所部位の治療に
重きをおくことがほとんどです。
ただ、その利点というのもあって、
救急処置と救急状態に長けています。
慢性化してしまった病気については、
代替療法的な対処法という手立ても
なくはないでしょうが、現実的に、
社会的な認知度としては低いです。
病院では、対症療法はできても
根本的な治療や治癒はできない。
病気自体の原因を解決することが
そもそも出来ないということです。
もちろん、緊急時は病院も大切です。
【 病院にかかる必要があるもの 】
既に死んでいる状態(御臨終)
心肺停止(蘇生の可能性あり)
交通事故など重症外傷や骨折
溺水、誤飲、毒物中毒など
感染症の悪化(長期間を経て
悪化する感染、肺炎の可能性あり)
喘息重責発作(息が苦しい)
手足の麻痺や神経麻痺の症状
意識障害(けいれんなどを含む、
子どもはこれが最も怖い)
吐血と大量下血
便がまったくでない
(腸閉塞の可能性あり)
無尿(腎障害や癌などにより
急速に危険になる場合もある)
目が見えない、耳が聞こえない
などの急性症状
急な強い胸痛や腹痛や頭痛
(急なというのがポイント)
お産にかかわる急な腹痛、出血など




