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2017年1月17日スイスにて
阪神淡路大震災の発生から
数えて22年目となる今年も
ダボス会議が開幕しました。

夜は氷点下20度まで下がり、
最高気温がマイナス5度の世界。

しかしながら屋内の会議場では
熱い議論が交わされていました。

そして世界は暑さも寒さも激しい
動乱の嵐の真っ只中にあります!
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世界中から政治、経済界の
VIPたちが集まって議論する
世界経済フォーラム年次総会

それが、ダボス会議ですね。

本年のダボス会議のスローガンは、
「即応し責任あるリーダーシップ」
ということらしいです。つまり、

「迅速で責任ある
   リーダーシップ」
Responsive and 
Responsible Leadership

レスポンスは、反応すること。
レスポンシビリティーは、責任。

一般大衆の境遇や意見について、
敏感に対応する義務を果たす事。

独裁権力ではない責任政治を、
現代社会は求めてやみません。


しかし現実は、非常に厳しい。

リーダーは、権威を持っていても
実質的な影響力は失われています。

影響力としては、縦割り型秩序よりも
友達や家族など横のシェアの方が強く、

封建主義も帝国主義も時代が古いため
縦のコミュニケーションは効果薄です。

世界情勢を冷静に眺めてみていても、
古い体制が崩壊して革新されつつある
ということは、否定しがたい事実です。

「即応してくれて、しかもなおかつ
責任もってくれる指導者」なんて、
一体どんな存在なんでしょうか?

実際に、大きい公約をしておいても、
「息をする様に覆す」なんて序の口で
「交渉と取引」と言いながらじつは、
「恫喝と強要」をふりかざすリーダー。

あれ?100年前から変わってないやん!
。・゜・(ノД`)・゜・。


エリート富裕層に対する不満や、
極端なグローバル化に対して持つ
一般市民の不安感が問題視され、

今回の会議の中で切実な話題として
討議されることになった模様です。


英国の欧州連合離脱や、米国大統領に
選出されたトランプ氏の敬遠され方も、

現代社会のシステム全体が崩壊に向けて
疾走しているという見方もされています。


実際に、リーダーへの不満が強いのは、
全世界的な一般大衆に共通しています。

強ければ良い、勝てば良い、支配して
負けなければ良い時代は終わりました。

家柄、学歴、軍事力、経済力の時代は、
各その時期には意味があったでしょう。

しかしながら、もう時代は変わって、
新しい価値観で治める時代だからです。

徳により、性格の良さにより、
人の愛と慈しみが治める時代。



ダボス会議においては、
エデルマン社の信頼度調査
が毎年報告されていますが、
今年は相当深刻らしいです。


組織に対する信頼度は、
NGO、ビジネス、政府、
メディアの順番にならび、

メディアが最も信頼されておらず、
毎年その評価は落ち続けています。

組織的には、NGO、ビジネス、
政府、メディアの順番で
信頼されているのは、
全世界的な流れ。

メディアがどこの世界でも
最も信頼されていないとか、
ネット社会は加速していますね。


ポジション的な信頼度では、
リーダー、特にCEOへの信頼が
徹底的に落ちこんでいます。


社会は、リーダーに対しては、
不満を持っているという結論。

あまりにも急速で激甚な
信頼度の低下の規模は、
予期しないほどだったとか。

dentsuやtoudenは、
地位も名誉も信頼も
堕天し尽くしてます。

英国はEUから離脱し、
米国はトランプ大統領就任。

韓国は大統領スキャンダルで、
中国は経済繁栄と軍事力増強中。
そのくせ市場のグローバル化を
要求してきているチャイナさん。

中東情勢は依然流血大惨事、
各国共に不法移民に警戒中。


既存の統率システムに対して、
不満の広がりを物語る出来事が
全世界的に起こってきています。
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助言してくれる人を警戒せよ。
彼にいま必要なものは何かと、
まず、われとわが心に問え。
助言するのは彼自身の利益のためで、
自分の重荷をあなたに負わす恐れもある。

彼は
「あなたの歩いている道は正しい」
と言って、
あなたの身の上に起こることを
遠くに立って見ている。

競争相手に相談せず、
あなたをねたんでいる人に
自分の企てを明かすな。

女に、その競争相手について。
怠け者に、戦争について。
商人に、その商売について。
買い手に、売ることについて。
ねたんでいる人に、感謝の念について。
利己主義者に、善業について。
のらくら者に、労働について。
季節の雇い人に対しては、
仕事をやりとげたかどうかについて。
のんき者の下男に、大事業について。
それらの意見を聞いてはならない。
このような人々の助言に頼るな。

むしろ、
掟を守ると知られている人、
あなたと似た心の、そして、
失敗すれば同情してくれる
信心深い人の助言を聞きなさい。

そして、自分の意見に従え。
自分の心よりも忠実なものは
ほかにはないのだから。

人の魂は、高きに立って
見張っている七人の番兵よりも
多くを告げることがある。

また、あなたの足を
真理に向けるように、
いと高き者に祈れ。


シラ書37章8〜15
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感謝というのは言葉だけでなく
行動で表さないといけません。

実りが多い人生の時にこそ、
特別に深いあわれみを持って
貧しい人のことも考えましょう。

旧約聖書にもある通りですが、

一つも残さず貪欲であるよりも
十分に残すようにするべきです。

神は寛大な人を祝福するでしょう。

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神よ、弱り果てている 
わたしを あわれみ、
痛み苦しむ 私の身体を 
いやしてください。
詩編6.3

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