お休みをはさみました～

さて、Xさんというオーナー様がいらっしゃいます。

私は入社して2019年6月3日で丸6年になるのですが、入社初期の2013年からご担当させて頂いている方です。

その方は自営業の方で、自らやっていく、タイプの方です。

（与えられることを期待せず、自ら取っていく、という成功していくパターンの人ではないか思います。）

1棟目、2棟目、と、ご自身で融資を持って来て、順調に買い進められました。

ただ、そんなXさんでも、3棟目を融資してくれる銀行がない、と相談しに来られました。

なんとか、これまでの付き合いを使って、当社と付き合いがあった銀行の別の支店で融資してくれるようにできました。

3棟目も無事お引渡しをしたのですが、間髪あけず、また次を、というスピード感です。

（見習いたい！）

しかし本来銀行は、3年空けて＝事業の運営を見てから、次出すかどうかを判断する、というのが基本です。

ダメもとで、3棟目融資してくれた銀行に相談しました。

そうすると、受付はしてくれる、というのです。

（私の知らないところで、銀行からのいくつかの要求をXさんは応えてあげていたのではないかと推測します。※悪いことではないですよ、念のため（笑）。）

そのときご紹介できる物件の中から、エリア分散や規模＝融資金額や金利、期間から考えられる組立てでちょうど良さそうなものを銀行に融資の審査をしてもらう運びとなりました。

ただ、融資が出るかどうかは分からない状態のため、Xさんのために物件を止めることはできません。

Xさんにもその旨承認を頂き、銀行にも、他の営業が他のお客様にご紹介をしていること、もしかすると他決してしまうこと、をご了承頂いた上で、融資審査を進めてもらいました。

審査＝事前審査には1か月以上掛かるのが普通です。

案の定、他決してしまったのですが、無事にその案件で、融資の可否、融資条件が判明しました。

これで、ようやく、4棟目の準備が完了です。

次は、本当にXさんに物件を選んでもらい、物件を止めて、融資審査に進めることができるからです。

より詳細な事業計画を立てることができるようになりました。

銀行さんには無駄な作業を一度挟んでしまうことになるのですが、このようにしておけば、あとは物件選定のみ、融資の心配はなく、他に取られることもなく、進めることができるようになります。

物件を優先されて、融資を後回しにされる方が多くいらっしゃいますが、自分が気に入った物件をゲットするためには、変な言い方ですが、ダミー物件で一度融資条件を出されておくことを、私からはおすすめします。

不動産屋さんらしいこと～融資の付け方・物件の選び方～