今日は日本人のMさんの実験のお手伝いでした。
マウス8匹。
採尿、採血、各組織摘出、細胞単離、染色といった工程ですが、新鮮な臓器を同時に処理しないといけないので、これは確かにひとりでは無理です。
Mさんには専属のテクニシャン1名とリサーチフェローが1名いるのですが、大事な実験は日本人が信頼できるとのことで、光栄にも私に依頼がきました。
自分の実験もあったので、同時平行でなんとか終了。
私自身も、今月に大きな実験を控えており、今回の経験を生かして少しでも多くのよいデータが得られるように計画したいと思います。
そして一昨年前に大学病院で経験した症例で、昨年、ボストンに来てから執筆開始した症例報告がようやくアクセプトになりました。
2誌にリジェクトされた後、ほぼ最後の望みでしたが何とかIF1点台のJournalに滑り込みました。
2ヶ月以上にわたる免疫染色を含めたリバイス実験の結果、内容は格段にグレードアップし、個人的にはこれならもっとよいJournalでもよいのではと、思えるほどの出来になりました。
日本で臨床データの収集、検査の再提出および免疫染色のリバイスの実験をしていただいた先生方には感謝です。
これでようやく日本の仕事がほぼ終わった感じがします。