ヨコミネ式 天才は10歳までにつくられる | In my life ~研究・育児日記~

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2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

今日はサマータイムのせいかほぼ1時間遅刻、1時間遅く帰宅でした。
帰宅後、息子がエントランスで待っており、私の姿をみるなり、

「パパー!」

と建物の外にいても聞こえる大きな声で呼んでいます。

あまりにもかわいくて、つい「抱っこ」しちゃいます。


ところがこの「抱っこ」、

子どもが3歳以降になると絶対にしてはいけない。

というのがこのヨコミネ式教育の大きな柱となっています。

とくにこの時期の母親の溺愛が思春期の非行行為、反社会的行為と密接に相関しているというデータがあるそう。

3歳の時の「抱っこ」と12-15歳の時の「万引き、暴力、不登校」

一見、直接的な関係はなさそうですが3歳児の経験が10年間という時を経て、ついに反社会的行為に発展するのです。

3歳の時点で、スキンシップによる愛情表現は本来不必要とされています。
にもかかわらず、子どもの欲求に毎回応じて「抱っこ」を繰り返すとどうなるのでしょうか?

答えは明確です。
ニコチン依存症、アルコール依存症等に似た神経回路が幼少時に構築され、この回路は極めて難治性となるのです。

一旦、このような回路が出来てしまうと、子どもは「わがまま」に成長し、親がコントロールするのが困難になります。

当初は子どもの要求を何でも叶えることが出来た親ですが、ある時点で限界が訪れるため、状況を解決するため子どもに対して急激に「口やかましく」なったり、「暴力」を振るうことで抑制しようとします。

しかし親のこのような行為では一旦、一時の溺愛によって構築された神経回路は修復されません。次第に家にいることが嫌になり、

夜遅くまで外に出歩くような不良グループ等と仲良くなり、反社会的行為の及ぶ。

もしくは

思春期に訪れる性的欲求を抑えることが出来ず、女性関係で大きなトラブルを起こし、結果的に学力向上に対するモチベーションが完全に欠落する。

といった結末を迎えます。

もちろん、すべての子どもに当てはまる訳ではなく、

「思う存分親に抱いてもらえなかった性的な欲求不満が残存し、結果的に性体験を早めてしまう。」「子どもが落ち込んでいるとき、泣いている時の抱擁は不可欠。」「ハグは年齢を問わず世界的に行われている。」

といった意見もよく聞くので、
「抱っこ」しない、スキンシップを一切とらないというのではなく、「過度に甘やかさない」と言った信念が大事なのかなと思いました。

明確な答えではありませんが、一理あるな。
と思いました。



まだわが子は3歳まで時間があるので、実感が湧きません。