緑黄色社会の新曲「Shout Baby」の歌詞の考察をしていきます。
作詞家はVoの長屋晴子さんです。
この曲はとてもあいまいな男女の関係を描いているようですが、直接的な表現を回避しているからか、とても考察しがいのある歌詞になっています。
登場人物は「私」と「あいつ」。
最初は不倫の詩かな?とも思ったが違うようです。
理由としては歌詞に「悪いことをしてるようで 自分が情けなかった」とあるからです。
さすがに不倫は悪いことです。
次に女子学生と先生の恋愛模様かな?とも思ったがこれも違うようです。
理由としては歌詞に、朝まで一緒にいる関係を仄めかす内容があったからです。
さすがに先生が教え子と朝まで一緒にケースは少ないでしょう(皆無ではないとしても)。
結論から書くと、大学生、もしくはそれに近い年代の仲良しグループがあって、その中の人気者の男の子が「あいつ」。
「私」が「あいつ」に恋をしている。「あいつ」から「私」に告白をしてきて付き合ったは良いが、「あいつ」に別の女がいることを疑っている「私」の詩ではないかと考察しました。
それでは考察内容を解説していきます。
全体的な歌詞は本ブログの一番下に引用として載せておきます。
なお、私もほかの方が考察しているブログなどを複数拝見させていただきましたが、私の考察はだいぶ内容が異なり、且つ過激な表現を含んでいます。
是非最後まで閲覧していただきたいですが、自己判断でお願いいたします。
以下、考察です。
いつもと違う髪のにおい
踊らされてしまう悔しいな
緩んでしまう口元
マフラーにそっと沈めた
いつもと違う髪のにおいに気付いた。そんな単純なことで心躍る自分に少し悔しさを感じる。
嬉しさのあまり微笑みを隠せない。隠すためにマフラーに顔を埋めた。
ここはそこまで深く考察してないです。
いつもと違う髪のにおいに気付けた嬉しさ、もしくは自分が上げたワックスなどの整髪料を使ってくれた喜びなどなど色々考えられますが、全体的なストーリーに直接影響はないと判断したからです。
いつから私こんな風に
我慢強くなれていたんだろう
子供の頃から泣き虫だって馬鹿にされたのに
「私」が「あいつ」に対して確認したいことや文句、不満などがあるが言い出せないでいる。
子供の頃は少しでも嫌なことがあったら泣き散らかしていたのにな。
ほかの方々がしていた考察の内容と大きく違います。
恐らくここは捻くれた表現なのだろうと考察しました。
内緒にしていてね
なんて残酷な言葉
ここもほかの方々がしていた考察の内容と大きく違います。
ほかの方々は「内緒にしていてね なんて残酷な言葉」をどちらも「私」が表現している、と考察した方が多かったです。
ここはそうではなくて以下のように考察しました。
「あいつ」が「私」に『内緒にしていてね。』と言った。
それを「私」が残酷であると感じた。
どういうことかというと、「あいつ」が「私」のことを好きだと言った、もしかしたら付き合って欲しいとも言ったかも知れない。
でも付き合うこと自体、周りには秘密にして欲しいと言われたという意味だと思います。
理由はそのほうが2番の歌詞に繋がるからです。
詳しくは2番で考察内容を書きます。
ちなみに「内緒にしていてね」と言った場面にも色々と考えました。
付き合って欲しいと伝えた場面。
付き合ってからセックスをする直前。
セックスをした後。
一番エロティックなのはセックスをする直前でしょうか。一番残酷なのはセックスをした後ですかね。
叫び声霞んでく
ありふれてるはずの未来には遠くて
心の中で声が枯れるまで叫んだ。
内緒にしなければいけないからみんなの前で堂々とデートなどできない。
普通のカップルが当たり前のようにすることができない。
誰に聞かずとも分かる
あいつの元には届きやしない
どこに辿り着けばいい?
分からなくてただ縋り付いて
誰に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。
「あいつ」の心に「私」の気持ちは届かない。
でも「あいつ」を諦めて目指すものは何?
分からないから不安ではあるけど「あいつ」に縋り付いている。
「誰に聞かずとも分かる」には複数の意味があると考察しました。
誰に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。
誰に聞かないでも「あいつ」のことは「私」が一番よくわかっている。
周りに聞く勇気がない。
毎日の不安をかき消すほど
胸を焦がす憧れなど消えない
毎日、付き合っているのを内緒にして欲しいというのは、ほかにも付き合っている子がいるからじゃないかという不安を抱いている。
でもそれ以上に抱いている「あいつ」への憧れは消すことができない。
変わりたい
「私」以外に付き合っている子がいるのではないか、と「あいつ」に確認する勇気を持ちたい。
「私」が「あいつ」の一番になれるように可愛くなりたい。
この「変わりたい」にも複数の意味があると考察しました。
何でもすぐに後回しにしてしまうような私だから
僅かな繋がりだけでもずっと守りたかった
ここも捻くれた言い回しだと考察しました。
ほかの方々がしていた考察の内容と大きく違います。
例えセフレという軽い関係でも繋がっていたい。
ちゃんとした関係なんだよね?ほかに彼女いないよね?という確認をして破局するよりも繋がっていたい。
確認する勇気がない。
内緒にしていたら
あってもないようなものだね
みんなに内緒にしているのなら付き合っている意味ないよね。
つまり、「二人の関係はみんなに『内緒にしていてね』」と言ったのは「あいつ」です。
忘れてしまえる程
ちっぽけな想いではないよ
分かってる?
たとえセフレだったとしても、別れてすぐ忘れてしまえるほど「私」の想いは小さくないよ?
分かってる?
ここは言葉の通りですね。
夜が明ける頃にまた
真面目な姿だけ身に付けて
だってそれしかなかったの
初めてのことに戸惑ってる
セックスしていたときのエロモードの「あいつ」の姿はなくなり、いつもの仲間内にいるときの真面目な顔に戻る。
今までは真面目な顔しか見てこなかったけど、その変化に戸惑っている。
退屈な時間をかき消すほど胸を占める
あいつなんて
もう
手が空くと常に「あいつ」のことを考えてしまう。
こんな辛い思いをするなら「あいつ」なんていらない、知らない。って叫びたい。
こんなもの知りたくなかった
あの時ああすれば良かった
こんなに脆いものだけど
自分を肯定したかった
別の彼女がいるという事実を知りたくなかった。
あの時、問い詰める以外の方法があった。
セフレっていう関係だったけど、万が一に考えられる「私」が本命だよという言葉が欲しかった。
ここは長屋晴子さんが歌い方を変えています。
恐らく、今まで起こってきた事実や今抱いている感情ではなく、別の彼女いないよね?って確認したと仮定したときに抱く感情を描いているのでしょう。
悪いことをしているようで
自分が情けなかった
別の彼女がいるかも知れない人とセックスをしている。
それをきちんと確認できない自分が情けない。相手を100%信じてあげられない自分が情けない。
だけど全て初めてで
まだ信じていたかった
ここは言葉のとおりに受け取りました。
全て初めてが初体験を意味するのか、こんなに人を好きになる感情を抱くことが初めてなのか、受け取る側の自由で良いと考えます。
誰に聞かずとも分かる
あいつは幸せをくれやしない
それでもあいつがくれたもの
何もなかったわけじゃないから
誰に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。
「あいつ」は「私」を幸せにしてくれない。
それでも一緒にいるときには思い出や愛情などをもらえた。
1番と一緒ですね。
誰に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。
誰に聞かないでも「あいつ」のことは「私」が一番よくわかっている。
周りに聞く勇気がない。
毎日の不安をかき消すほど
ずるい嘘が嬉しくて消えない
毎日不安を抱いているけど、一緒にいるときだけは「あいつ」は「私」に優しくしてくれた。
優しい言葉をたくさんくれた。
それらは忘れたくても忘れられない。
変わりたい
「私」以外に付き合っている子がいるのではないか、と「あいつ」に確認する勇気を持ちたい。
「私」が「あいつ」の一番になれるように可愛くなりたい。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
是非この考察を読んで「Shout Baby」を聴き直してみてください。
良ければ感想をいただけると励みになります。
Shout Baby / 長屋晴子(緑黄色社会)
いつもと違う髪のにおい
踊らされてしまう悔しいな
緩んでしまう口元
マフラーにそっと沈めた
いつから私こんな風に
我慢強くなれていたんだろう
子供の頃から泣き虫だって馬鹿にされたのに
内緒にしていてね
なんて残酷な言葉
叫び声霞んでく
ありふれてるはずの未来には遠くて
誰に聞かずとも分かる
あいつの元には届きやしない
どこに辿り着けばいい?
分からなくてただ縋り付いて
毎日の不安をかき消すほど
胸を焦がす憧れなど消えない
変わりたい
何でもすぐに後回しにしてしまうような私だから
僅かな繋がりだけでもずっと守りたかった
内緒にしていたら
あってもないようなものだね
忘れてしまえる程
ちっぽけな想いではないよ
分かってる?
夜が明ける頃にまた
真面目な姿だけ身に付けて
だってそれしかなかったの
初めてのことに戸惑ってる
退屈な時間をかき消すほど
胸を占めるあいつなんて
もう
こんなもの知りたくなかった
あの時ああすれば良かった
こんなに脆いものだけど
自分を肯定したかった
悪いことをしているようで
自分が情けなかった
だけど全て初めてで
まだ信じていたかった
誰に聞かずとも分かる
あいつは幸せをくれやしない
それでもあいつがくれたもの
何もなかったわけじゃないから
毎日の不安をかき消すほど
ずるい嘘が嬉しくて消えない
変わりたい