「遅い! 折角のクリスマスなのに」
ユリは頬を少し膨らませて、僕を睨む。
「ごめん。でも、プレゼントはいい物だから」
大阪心斎橋、ここも今日はクリスマス。雑踏を歩く僕等。きっと極普通の、いつもの幸せなクリスマスになる。
僕とユリは手を繋いで歩く。
仕事を終えたと思われるサラリーマン。小さな子供を連れた家族連れ。仲の良さそうなカップル。
全てが祝福され、楽しくて幸せな一時を満喫しているようだ。
JR難波から電車に乗り、天王寺Mioにやって来た。
そこの喫茶店でコーヒーを頼み、静かに二人で過ごす。
周りは賑やかだが、僕等の周りの空間だけ違う感じが漂っていた。
ユリは突然、バックからトランプを取り出して何やら組んだり並べたりしていた。
「この中からカードを直感で選んで」
僕は横五枚に並べられたカードから、右から二番目、左から三番目のカードを引いた。そのカードを見ると、ジョーカーだった。
そのトランプを見たユリは、顔に眉間に皺を寄せた。
そして、一日注意して過ごすように言うと、直ぐに自宅に帰るように言われた。
アパートに帰って鍵を開けて中を見ると、物が散らかり放題だった。
急いで中に入って現金の入っている引き出し。ノートパソコンを収納していた棚を見たが、それらしき物は入っていなかった。
それから急いで警察に連絡した。
その時、空き巣ですね? と言われるまで、その言葉が出て来なかったのが恥ずかしいと、心の底から思った。
ユリは頬を少し膨らませて、僕を睨む。
「ごめん。でも、プレゼントはいい物だから」
大阪心斎橋、ここも今日はクリスマス。雑踏を歩く僕等。きっと極普通の、いつもの幸せなクリスマスになる。
僕とユリは手を繋いで歩く。
仕事を終えたと思われるサラリーマン。小さな子供を連れた家族連れ。仲の良さそうなカップル。
全てが祝福され、楽しくて幸せな一時を満喫しているようだ。
JR難波から電車に乗り、天王寺Mioにやって来た。
そこの喫茶店でコーヒーを頼み、静かに二人で過ごす。
周りは賑やかだが、僕等の周りの空間だけ違う感じが漂っていた。
ユリは突然、バックからトランプを取り出して何やら組んだり並べたりしていた。
「この中からカードを直感で選んで」
僕は横五枚に並べられたカードから、右から二番目、左から三番目のカードを引いた。そのカードを見ると、ジョーカーだった。
そのトランプを見たユリは、顔に眉間に皺を寄せた。
そして、一日注意して過ごすように言うと、直ぐに自宅に帰るように言われた。
アパートに帰って鍵を開けて中を見ると、物が散らかり放題だった。
急いで中に入って現金の入っている引き出し。ノートパソコンを収納していた棚を見たが、それらしき物は入っていなかった。
それから急いで警察に連絡した。
その時、空き巣ですね? と言われるまで、その言葉が出て来なかったのが恥ずかしいと、心の底から思った。