aitocolab ブログ 異世界で魔人と戦ったら電力が溜まりすぎた件

人の目を気にして

スキルを使用を

控えていた雷真。

 

せっかく異世界に来たのに

スキルを使わないなんて

なんの罰だ?

 

目立ちたくないが

不便な事が多い。

チートスキルはともかく

この世界での

平均的なところで

使用する事にした。

 

そこで前々から

考えたことを整理する。

 

力の使用についてと

罰について。

 

この世界は

人間より強い生物が

そこら中にいるし

人間に襲われても

別に可笑しくない。

 

法律があっても

権力によっていくらでも

捻じ曲げられる。

 

そんな環境で

暴力反対なんて

言ってられない。

 

そこで力の行使に

一定のルールが

必要だと思った。

 

例えば、モンスターが

自分を襲おうとしていたら

どうするか?

 

まず警告する。

意思疎通できるのであれば

こちらから攻撃の意思がないと

伝える。

 

意思疎通出来ないなら

威嚇し追い払う。

 

それでも襲ってくるなら?

 

討伐するか、無力化して

放置する。

 

そのまま殺めればいいと

思うだろうが

生き物を殺める事に

抵抗がある。

 

出来る限り避けたい。

 

避けたいけど

どうしようもない時は

スキル使用する。

 

人間の場合はどうするか?

基本的にはモンスターと同じだが

なるべく国の法律に沿う。

 

盗賊に襲われた場合

無力化して国の組織に

引き渡す。

 

強力な力を持つ悪人は

デバフスキルで

能力を制限する。

 

悩ましいのは

権力者だ。

 

対立したら

人間社会で生き辛い。

 

まだ答えが出ないが

この世界で

生きるなら

いづれ決めておかないと

後悔しそうだ。

 

そんな事を考えていた時

サイレンと共に

HUDに警告が表示された。

 

自動的にミニマップが中央に移動し

少し拡大した。

 

マップ上に無数の敵反応。

 

「南東方向から

低レベル147体、中レベル51体

高レベル5体、

15分後に接敵します」

 

AIによる敵情報のアナウンス。

 

「なんて便利な」

 

「現状の味方戦力で対応可能か」

 

「100パーセントの確立で

全滅します。撤退をお勧めします」

 

さて、どうしたもんか?

 

このまま護衛騎士に

伝えても信じてもらえるか?

 

 

まあ、信じてもらえなくても

伝えるんだけど。

 

全滅したら罪悪感で

苦しむに決まっている。

 

自分の知らない

範囲ならどうしようもないが

関わった人間を

見殺し出来ない。

 

今度こそ後悔しない

人生を送りたい。