ネイルがもたらすメンタル効果に、私が気づいた理由

ネイルには、人の心を動かす力がある。


それに私がはっきりと気づいたのは、あるお客様との出来事がきっかけでした。

 

その方は、精神的な病気で仕事をお休みしていました。
家では、好きだったドラマを見ることすらできない状態だったそうです。

 

一日を過ごすこと自体にエネルギーが必要で、
「楽しい」と感じるはずのことも、心が追いつかない。
それが、うつなど精神的な不調を抱えた方の現実です。

 

そんな状態の中で、その方はネイルサロンには来られました。

 

「休んでいるのにネイル?」


そう思う人もいるかもしれません。

 

でも私は、その話を聞いたとき
それはとても大きな一歩だと感じました。

 

ネイルに来る、という選択

精神的に落ちているとき、人は外出すること自体が難しくなります。


楽しむための行動は、さらにハードルが高い。

 

そんな中で
「ネイルサロンに行こう」と思えたということ。

 

それはきっと
ネイルに来ることで、ほんの少しでも気持ちが上向くことを
その方自身が、無意識にわかっていたからだと思うのです。

 

理由は言葉にできなくても、
「ここに行けば、少し楽になる」
その感覚があったから、体が動いた。

 

私はそう感じました。

ネイリストにできること

そのとき、強く思ったことがあります。

 

もしネイリストが
心理学や心の仕組み、自己肯定について理解していたら
ネイルの時間は、ただの美容ではなく
心が回復するきっかけになるのではないか、と。

 

私はこれまで
ネイルのデザインや技術以上に
「お客様の気持ちに寄り添うこと」を大切にしてきました。

 

そして心理学や脳科学、

心の在り方についても学び続けてきました。

 

だからこそ
その方が安心して過ごせる時間を
ほんの少しでもつくることができたのかもしれない。

 

正直、おこがましい考えかもしれません。
でも、現場で起きた出来事として
そう感じずにはいられませんでした。

この気づきを、私だけのものにしたくない

 

これは、私だけができることではない。

と私は思いました。


同じように
「人の気持ちに寄り添いたい」
そう思っているネイリストは、きっとたくさんいる。

 

ネイルサロンに行くことで
心が少し整う。


元気を取り戻すきっかけになる。

 

そんな可能性があることを
もっと多くの女性に知ってほしい。

 

そして
ネイリストという仕事が
心のケアの入口にもなり得るということを
社会にも伝えていきたい。

 

そう思い、このブログを始めることにしました。

 

最後に

ネイルは、治療ではありません。
でも、回復のきっかけになることはある。

 

私は
ネイルを入口に
対話を通じた予防的なメンタルケアの可能性を
現場から探り、記録していきたいと思っています。

 

共感してくださる
ネイリストの方
医療や福祉、行政に関わる方
そして、ネイルで心が救われた経験のある方と
つながっていけたら嬉しいです花