目覚めたらそこは、見知らぬ異国の地だった。憶えているのは、義父と飛行機に乗ったことだけ。異国の言葉で話しかけてくる美しい男・クラウディオに、里玖（りく）は心を奪われる。温かで強引な彼の家族にもてなされ、愛情に飢えていた里玖は束の間の幸せに浸る。次第にクラウディオに惹かれていた里玖はある日、彼を想いながらした自慰で達してしまう。彼を穢したことに落ち込む里玖。だが、クラウディオがマフィアのドンで、自分は取引の為の生け贄だと知り!?
孤独だった少年・里玖は、マフィアのボスであるクラウディオと結ばれ、幸せな新婚生活を送っていた。だが、何もできない自分はクラウディオに愛される資格はあるのか――心の隅には常に、そんな不安が暗く影を落としていた。悩んだ末、里玖は拙いながら彼に奉仕をしようとするが、大人なクラウディオの愛撫に翻弄され、喘がされるばかり。このままではいけないと屋敷を抜け出し、彼へ贈り物をしようと街へ出た里玖は、殺し屋に攫われてしまい……。
「僕の悪魔」続編！！
穂波先生、大好きだー
凄い久しぶりに再読しましたが、やっぱり好き
お話も好きなのですが、穂波先生のイラストというのも大きいです
結構設定はダークなお話なので、今だったら穂波先生が挿絵担当にならない可能性もありますけど、穂波先生が描かれるリクとクラウディオが好き過ぎて…
今読むとですね、ペドフェリアとか現実に恐ろしくいるということが分かっているので、以前より深く考えさせられる所がありました。
マフィアがこんなに甘いことなんてないとは思いますが、そこはBLファンタジーなので寛容にしつつも、結構核心を突かれて書かれているんですよね。
リクよりも酷い仕打ちにさらされている子供も日本には沢山いて。
人間の倫理というものが崩壊すると、もう何でもありな世の中になってしまうのだな、と思う毎日です。
リクは１７歳なので、子供みたいに見えるというだけで実際はペド達の範囲なのかは分かりませんけど。
フィクションですけど、全部がフィクションではないと思うと、複雑な心境になりますね
この作品には番外編が沢山あるので、引っ張りだしてまた読み返したいです
BLの絡みが飽きてきた今日この頃ですが、この２人の絡みは良いです。
良い作品は色あせないですね
