「誰もあの子に近寄れない、そしてまんまとあの子は1人ぼっちになるんだ。」


あの人が亡くなってから
その言葉を盲信的に信じていた。

そしていつの間にか生まれた
「私がしなきゃ誰がする。」

勝手な責任感
でも本気だった。

誰かが寂しく苦しい思いをしてるなら
私で力になれることはどこまでもしたかった。

出会いがひとつひとつ大事で
それぞれに思い出がある。

でも現実は
「その子」は自分で何とか出来るし
自分で何とか出来る力が必要で
必要なのは私じゃなかった。

今なら分かる
人様に手を出しすぎて
いつの間にか自分が手付かずになってたこと。

ボロボロになって
誰からも距離を置いて
初めて気付いた。

人はそんなに弱くない
あの人もそんなに弱くなかった
ただ重なりすぎて逝ってしまった
それだけだった。

私は今誰とも連絡を取らず
1人で1人である事を向き合っている

酷く寂しいけど

あの頃に比べたら
自由で
楽だ。