毎日炊き出しをしていらっしゃるNPOの皆さんや、ボランティアの皆さん、何より、長期間避難所にいらっしゃる被災者の皆さんに、手に入りやすい食材で、世界各国の美食をお届けしたいできたらと思って掲載を始めました。レシピの数がまとまったら、将来的にチャリティイベントなどでお役に立ちたいという思いも持っています。まずは、炊き出しのお世話をされる方がこのページを見つけてくださることを願いつつ、可能な限り、毎週水曜日に更新していきます。
今週は、トルコ料理です。トルコ料理は、フランス料理、中華料理とともに世界三大料理と称される美食です。トルコは、親日国としても知られている国。東日本大震災後、トルコの支援隊は、他国に比べてもっとも長く日本に滞在してくださいました。また、5月14日には駐日トルコ大使を含むトルコ人の皆さんが、宮城県亘理町の避難所でトルコ料理の炊き出しをして、子供たちにプレゼントを手渡してくださいました。
今回は、このときの炊き出しの主体となって支援してくださった、株式会社バハール からレシピをいただきました。バハールはトルコなどの食材を輸入している会社で、大震災直後の3月から宮城県仙台市、宮城県石巻市、福島県相馬市、宮城県仙台市、宮城県山元町で、支援物資を届けたり、炊き出しをしたり、積極的に被災地支援をしてくださっています。レシピは、日本でもっとも知られているトルコ料理を代表するラム肉のケバブと、ナスの炒め煮、缶詰を使ったひき肉入り夏野菜のトマト煮です。
●ラム肉のケバブ(クズケバブ)
ケバブというと串に刺して焼くイメージがあるかも知れませんが、調理法はさまざまです。ひき肉料理はキョフテと呼ばれるのに対し、ミンチにしていない肉料理はケバブと呼ばれます。ラム肉を食べ慣れていなくても、ミントやパセリを使ったトルコ風の味付けなら食べやすくなります。また、牛肉で代用してもOKです。
<材料(4~6人分)>
シチュー用ラム肉(牛肉) 1kg
ディル 2茎
イタリアンパセリ 2茎
ミント 2茎
ニンニクの芽 2茎
玉ネギ 2個
トマト 2個
塩・こしょう 適量
<作り方>
1. みじん切りにした玉ねぎと肉をフライパンで炒める。
2. 適当な大きさに切ったミント、イタリアンパセリ、ニンニクの芽を①に加える。
3. 水少々を加え、肉が柔らかくなるまで煮る。
4. 塩と胡椒で味付けし、盛り付ける。
※ディルやミントが手に入らなければ、味は少し変わるものの、パセリを多めにして代用可。
●ナスの炒め煮
写真のバックに見えるヨーグルトは飾りではありません。ヨーグルトはトルコ料理に欠かせない調味料でもあります。こってり系の料理には、ヨーグルトが抜群に合います。お好みでニンニクのすりおろしを入れれば、よりトルコ風になります。
<材料(4人分)>
ナス 5本
牛ひき肉 100gr
細ネギ 5本分ほど
トルコ風トマトソース 1/2ビン
揚げ油用オリーブオイル
塩、こしょう
お好みでヨーグルト
<作り方>
1. フライパンでややたっぷり目にオリーブオイルを熱し、輪切りにしたナスを揚げる。
2. 揚げたナスは油を切り、塩少々を振りかけておく。
3. 鍋にオリーブオイル少々を熱し、牛ひき肉がポロポロになるまで炒める。
4. 2. 3. にトルコ風トマトソースを加え、1. も戻す。5センチ程度に切った細ネギを加える。
5. 塩、コショウで味付けし、材料がよくからまったら火を止める。
※牛ひき肉の代わりに軽く揚げたポテトスライスでもOK。
●ひき肉入り夏野菜のトマト煮
缶詰を使うと、簡単に本格的トルコ料理を作ることができます。
この料理で使うのは、いんげん豆、オクラ、ズッキーニ、ピーマン、トマトなど、夏の野菜の代表格が一瓶に詰まったTAMEK夏野菜の煮込 。日本でそろえようと思ったら高価になってしまう野菜がバランスよく詰まった缶詰です。商品名のtürlü (トゥッル)とは、いってみれば「ごちゃまぜの」という程の意味。夏野菜のごった煮。トルコの農村地域では裏の畑で取れるものばかり。そんな野菜たちをトマトペーストで煮込めば、簡単に美味しいトルコ料理ができます。今回はひき肉も入れてみました。トルコのオクラは日本と違って小粒であることが美味しさのバロメーター。少しだけ粘りのある煮込みになります。
<材料(6人分)>
TAMEK 夏野菜の煮込み 1缶
TAMEK トマトペースト 大さじ2
ORKIDE ひまわり油 大さじ2
牛ひき肉 150gr
玉ねぎ 1/2
塩 小さじ1
水 適量
<作り方>
1. TAMEK夏野菜の煮込みはざるにあけて水気を切る。玉ねぎは粗いみじん切りにする。
2. 鍋にORKIDEひまわり油を熱し、玉ねぎが透き通るまで炒める。牛ひき肉を入れぽろぽろになるまで炒めたらTAMEK夏野菜の煮込みを入れてよく混ぜ合わせる。
3. ひたひたの水を入れ、沸騰したらよくあくをとる。
4. TAMEKトマトペースト、塩を入れ、10分ほど煮込む。
※ひまわり油はオリーブオイルでもOK。
協力:株式会社バハール
http://www.baharu.com
協力:トルコ大使館
http://tokyo.be.mfa.gov.tr
トルコの美味しいお料理で、少しでもHappyをお届けできますように。
たかせ藍沙


