生きるための哲学 ニーチェ編
哲学は「真理を追及する」学問だと考えられている。
この「哲学」という言葉はもともとは古代ギリシアのソクラテスやプラトン以降は「知を愛好する」という意味で使われてきました。
それはまちがっていない。
まちがってはいないが、哲学のすべてがそうだというわけではありません
今回私が紹介するのはフリードリッヒ・ニーチェという十九世紀のヨーロッパに生きた一人物が「何をどう考えたかということ」について書かれた白取春彦さんの「ニーチェ超入門」という一冊の書籍についてです。
一般に「難解だ」とされるニーチェの思想を中心に、なるべくあっさりと書かれていて、考え方と生き方をリフレッシュするのに、AISEI、おススメの一冊
ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。
生き方が哲学だと思っていた。
真理がどうのこうのではなく、まず生き方を重要視する。
だから、論理が正しいから真理だという考え方はしない。
この生き方が人間としてまっとうかどうかということを問題にする。
ここんとこ、ポイント
このまっとうさとは、社会的、倫理的、宗教的な真摯さの意味ではない
人間本来のまっとうさを具現化しているかということだ。
例えばね、俺なんかは一人でバーにいると、大体若い方のお客さんになるから、変な人にカラまれたり、歌えと無茶ブリされたりする訳ですよ。(飲みの世界だから全然いいんだけど。)
ただニーチェに言わせるとこうなります。
「溌剌とした若者たちが絶対見本にしたくないとおもうようなオトナや老人たちの多くは、これこれはこういうものだという概念だけで生きている。そのこれこれは長い間にわたってそうであったから伝統があり、疑いなく信頼すべきものだとさえ思い込んでいる。」
そんな自堕落な加齢臭で充満したような考え方に鋭い鑿で穴をうがったのがニーチェという男。
新しい発想をし、新しい強い生き方を説いたのです。
この男、「哲学者」というより「アーティスト」の感性の持ち主なんですよ。
皮肉なことに、ニーチェが病と闘いながら執筆活動を盛んにしていた頃は著書を広く読まれることはほとんどなかった。
マイノリティーの宿命
残念でイラっとします
ダヴィンチ、ガリレオ、ニュートン、万有引力なんていう訳の分からんもんに気づいてしまう天才達。
ベートーベン、ピカソ、ゴッホ、のような死してなお人を惹きつけるカリスマ達。
龍馬、ゲバラ、キング、のような新しい世界へ人を導く指導者達。
つまり、本当に個性的であることはいやがられるし、個性的ゆえに良心の痛みを覚えやすい。
しかし、そこを越えなければ、新しいものは出てこないのです。
けれども、自分の中に巣くっている古い群れの声にしたがわない行為、考え、発見はどれも社会からは悪だとみなされる。
過去をふりかえれば、みなそうだった。
新しい思想、新しい知識、新しい方法は、それぞれの時代で弾圧され、狂気だとみなされ、犯罪扱いされてきた。
そういう傾向に対して、ニーチェは昂然と刃向かう。
そして、興奮ぎみに「船に乗れ」と叫ぶのだ。
SOUL☆BUNKER
毎月第2木曜日に出演しているレギュラーイベント「SOUL☆BUNKER」の前夜でございます。
私の親戚は福島・岩手・と北陸方面に多いのですけど、東京に住んでると"事"の実感があまりないのも事実です。ですが、やはり先月の地震津波で苦しんでいる現場へ思い馳せると、一個人としてあまりに無力と知ります。
今の私が、音楽家、アーティストとしてできるのは"人を想い歌う事"くらいです。
ですので色々難しい次期ではありますが、激熱
アゲぽよ
で楽しんでこようと思います。
私のユニット「GALLERY」はオープニングの「宇宙☆quiz」にも出演予定です。
謎
企画です…。しかしオーガナイザーさんと初絡みは楽しみです。
19:00くらいには開場しているのでご都合でお越し頂けたらと思います。 AISEI
ROPONGI エーライフ
〒106-0031東京都港区西麻布1-7-2 ECONACH西麻布ビル
03-5775-5500

