幸せそうだった…?

葉山は混乱した




「だから、自殺したって聞いた時信じられなかった」



「…最後に会ったのは?」



「1週間…いや10日前かな…」





葉山は
少し深呼吸をした

2人の間に妙な空気が流れた


「…彼氏いたんですか?」


「葵?それはわからないけど、男が出来たか好きな人がいたのか、楽しそうだった。可愛くなってた、オシャレしてた、背伸びしているようだった」



高島はそれからニッコリ笑い
それじゃあ、おしまいと言って
また将棋をはじめた


これ以上は言うことはないと
言われたように感じた



葉山はノートに
メモをした




男?オシャレ、背伸び



家に戻りポストが
郵便物であふれていた
(ほとんど勧誘のチラシ)



郵便物の中に
四つ折りにされた白い紙が入っていた



「これ以上探るな」



大きな文字で殴り書きされていた



(記憶の片隅に 8)