お腹がぐぅ～と鳴りますか？

 

 

最近、当院の患者さんからのご相談内容の中でも

消化器官の不調に関するご相談が増えるようになりました。

 

 

 

寒い冬の間、体は硬くなり、内臓も冷え切ってしまいます。

特に消化器官が冷えてしまうと消化機能が低下して

いろいろな問題が出てしまいます。

 

 

 

胃もたれ、胸やけ、胃の不快感などはその一例です。

ですから、なるべく消化器官は元気な状態に維持しておきたいですよね。

 

 

 

自分の胃腸の状態を把握する方法の一つが「おなかの音」です。

空腹時に鳴る、あの音です。

 

 

 

あなたはどうですか？

最近「おなかの音」聞いていますか？

 

 

 



 

 

 

どうして、おなかが空くとあんな音が出るのでしょうか？

 

 

 

それは、胃が強く収縮するからです。

胃が強く収縮すると胃の中に残っているカスや残骸が小腸に押し出されていきます。

つまり「胃の掃除」をしている、というわけです。

 

 

 

掃除の後は、胃の中がキレイな状態になり、次の食事に向けての準備が整います。

胃腸が「準備オッケー」と合図を出してくれているわけですね。

 

 

 

人によって個人差があるようですが基本的には

食後４時間から７時間後に胃の収縮が起きるといわれています。

ですから、ちょうど１２時ぐらいに収縮が始まるわけですね。

 

 

 

おなかの音にはいろいろな「音色」がありますよね。

「グーッ」「グルグル」「キューッ」など、いろんな音色を出してくれます。

だからこそ「恥ずかしいー」って思ってしまうことがあります。

 

 

 

あの音色は、胃の中にある残り物の量や水分量、胃の動き方

空気の量によってかわってくるんですよ。不思議ですよね。

 

 

 

今回皆さまにお伝えしたかったこと、それは

「おなかが鳴る」ということは「胃腸の調子がいい」ということです。

 

 

 

消化器官が正常に機能しているので、胃の収縮が起き

胃の掃除が行われているということなのです。

 

 

 

あなたはどうですか？

最近、おなかの音、聞いていますか？

 

 

 

大人になって胃腸の調子が低下すると

おなかの音を聞かなくなる、とも言われています。

 

 

 

いつも間食をしていたり、脂質の多いものばかりを食べていると

消化器官が弱り胃の収縮が起こらなくなってしまうのです。

 

 

 

もし最近「おなかの音、聞いてないなぁ～」と思われたら

胃腸の調子がよわっているのかもしれません。

 

 

 

消化のいい食事を心がけたり、よく噛んで食べること

適度に運動することによって状態を整えることができます。

 

 

 

これから気持ちのいい春になります。

 

 

 

心も体も最高の状態で春を迎えるために

まずは消化器官の調子から整えていきましょう。

 

 

 

今日は「おなかの音」についてお話ししました。

 

 

 

 

 

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引用元：お腹がぐぅ～と鳴りますか？