今から約2年半前、周囲を仰天させた私の結婚。
確かに56歳まで独身だと、もう結婚する気が無いと思われてもしょうがないですよね(笑)。
50歳を過ぎた頃、私と同じ年齢の浅野ゆう子さんがテレビのトーク番組で、
MC「浅野さん、ご結婚は？」
と聞かれ
浅野「あ〜しなかったですね。」
とお答えになっていらっしゃいました。
「しなかった」？？？
「まだ」ではなくて？？？
そのときに思いました。
50歳も過ぎると「結婚はしなかった」ということになるんだな・・・と。
そうゆう意味で、私の人生に「結婚」はなかったと思っていましたが、特に「結婚しない主義」ではありませんでした。
自然の流れでそれまで結婚しなくて、自然の流れでそのときに結婚したという感じです。
以前、いわゆる当時の「適齢期」で結婚した妹に
「結婚して良かったと思うことって何？」
と聞いたら
「重いものを持たなくてよくなったことと、高いところにあるものを取らなくてよくなったこと。」
と答えました。
※妹（一番右）や従妹（一番左）は結婚においては約30年先輩
そのときは
「そんなことどーでもいいじゃない！そのぐらい自分で出来るわっ！！」
と思いましたが、今はその気持ちが分かる気がします。
「結婚」て、何気ないことに幸せを感じるものなのですよね。
一緒にいることによって、心理的にも物理的にもちょっとしたところに余裕が出てくる・・・そうゆうことが喜びに繋がる気がします。
今日、母に
「あなたは今が一番幸せでしょう。」
と言われました。
確かにそうだなぁと思ったのですが、かと言って、子供の頃や20～30代の頃など、幸せでなかった訳ではありません。
客観的に見れば、いろいろな意味で恵まれていて幸せだったと思います。
でもその頃はそれが"当たり前"だと思っていました。
でも今、"当たり前"じゃなかった結婚生活を送っている私は、日々の中で小さなことにも幸せを感じられている気がします。
何事も"当たり前"だと思ったら、その瞬間、それまで感じていた喜びや感謝の気持ちを失ってしまいます。
こんなことを素直に思えるのは年の功でしょうか(笑)。
だとすると、「熟年結婚」の良さはそこにあるのかもしれません。
P.S その後浅野ゆう子さん、結婚されましたね♡