サバイバルゲームにおいて、必ずしも電動ガンが有利という事はありません。
電動ガン・エアコキ(エアコッキングガン)それぞれにメリット・デメリットがあり、最終的には射手の技量が勝敗を分けます。

ここではエアコキ銃の良さについて、個人的な感想を述べていきます。



【電動ガン】
◆メリット

エアコッキングガンとの大きな差は狙点を外さず連続して射撃できる点にあります。

・ブレイク
連射により相手の導線を制限する事ができます。
 
・弾道補正
初弾を外しても、弾道を見て狙いを修正する事ができます。

・サプレッション
連射により相手に圧力をかけた状態で移動する事ができます。


◆デメリット

・射撃している時間が長い事で2点の不利が発生します。

①相手に「どこにいるのか」「どちらを向いているのか」が分かってしまう。

→相手の位置・向きが分かれば、容易に横をつけます。


②連射している間はデッドラインに出ている。

→連射と言ってもいつまでも撃ち続けられるものではありません。弾数制限・タップ制限による射撃の隙間が必ずあります。

その際にデッドラインに体が出ている相手は、恰好の的になります。クイックショット一発で落とされる危険があります。



【エアコキ銃】
◆メリット

・コスパが良い(本体価格・動力)
本体価格が安く、ガスやバッテリーを消費しないため、イニシャルコスト・ランニングコストともに抑えられます。


★最大の長所はレスポンス!
トリガーを引いてからのリードタイムはエアコキが最も短く、感覚通りのレスポンスが約束されています。

最近はエアコキに劣らない性能の電子トリガーも増えてきました。

サバゲーにおいて、このレスポンスの差は非常に大きく、エアコキ最大のメリットと思っています。

・コッキング
コッキングの度にバリケードに戻らないと相手に撃たれてしまいます。
デッドラインに長く出ない為の、安全な体の使い方が身に付きます。



◆デメリット

・連射性能
次弾発射までのスピードで劣ります。
また、コッキングの度に狙点を外す不利があります。

・コッキング
コッキングの度にバリケードに戻る為、相手を
ロストする事になります。

また、音が相手に聞こえてしまう為相手に無防備な状態を教えてしまう危険があります。


◆その他
・初速や命中精度は変わりません。
どちらも調整次第で日本のジュール規制に達しますし、ピストンを引いてからの仕組みは一緒です。
 
ハンドガンは少し初速低め
でも充分な速度でBB弾を発射できます。


◆まとめ
狙点を外さず射撃ができる電動ガンですが、連射している事で横を取られてしまうデメリットがあります。
また、連射の合間を狙われる隙もあります。

エアコキ銃は一発のレスポンスが高いため、初弾を相手に送る練度次第で撃ち勝つ事ができます。


撃ち合いを必要としない場面では勿論
撃ち合いが必要な場面においても

「連射性能」ではなく
「初弾を相手に送る射手の技量」が最も重要な要素です。



◆オススメエアコキ銃

MARUZEN  CA870シリーズ
https://maruzen-aps.com/militarypolice/shotgun/

命中精度抜群。ポンプアクションタイプで連射性能最強のエアコキ銃。CA870チャージャーはストック・グリップ・レールが付いているオススメモデル。



VSR10シリーズ
https://www.tokyo-marui.co.jp/products/aircocking/boltaction/73 

屋外フィールドでのロングレンジの命中精度精度も高く、インドアでも愛用しているサバゲーマー多数。Gスペックはトレーサーアダプターが最初から付いているのでオススメです。


東京マルイ コルトM1911A1ガバメント
https://www.tokyo-marui.co.jp/products/aircocking/handgun18/342

元々の命中精度の良さに加えて、各ガレージブランドからストック・トレーサー・ドットサイトを着ける為のパーツが販売されていてカスタム性も◎
  
オススメのガバメント用ストックアダプター

UABのトッププレイヤーが大会でも使用しています。


◆練習にオススメ
普段電動ガンを使っている方は、エアコキ縛りに挑戦してみませんか?
初弾の大切さが良く分かります。

エアコキに慣れてきたら、再度電動ガンに戻ってみてください。初弾の大切さを知ったあなたのレベルは間違いなく向上している事でしょう。


◆最後に・・
エアコキは相手をロストする確率が高いと書きましたが、練習次第で位置把握をしながらコッキングすることができます。

個人的には、高額なカスタムを施した最高の銃に、数千円のエアコキで撃ち勝つ快感が好きでエアコキを使い続けている所があります。