先日購入した360度撮影ができる360flyというカメラなかなか良くできている


以前はというか今もRICOHのTHETA Sを
使っているが
こちらは動画の最高解像度はフルハイビジョン
1920×1080 30fps
但し2個の小型カメラをステッチングする事で
縦横360度撮影を実現している
ようするに本当に死角がないって事になる

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今回購入した360flyは動画撮影は4K
という事になっているが
2880×2880 30fps
こちらは完全な360度撮影ではなく
横方向(水平)は360度だが
縦方向(垂直)は240度になる
上部に向いた特殊なレンズ1個で
これだけの範囲をカバーするので
ステッチング作業は不要となるのが特徴だ

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今年はこの360度動画撮影可能な360flyを
使って面白い動画を撮っていこうと思っている


では
どんな場所で360度動画撮影するのが効果的
なのだろう


まず
360度の静止画撮影の場合ではもちろん
カメラ周囲の風景や景色の状況をつぶさに
視聴者に伝えることができる
要するにアングルという概念がないので
ここを撮ってなかったという事がない訳だ


360度動画撮影の場合は
上記静止画の要素に加えて当然周辺の動きが
記録できるので
今まで普通のカメラでは絶対に
できなかった周囲360度の風景や景色
更に動きまでRECボタン一発で記録が
できてしまう


これだけだとまあ360度の状態を記録
してるんだから当たり前と思うんだが
僕が注目している点は結構大事なポイントだ



今までの普通の映像って要するに
プロデューサーやディレクターそして
カメラマンがカメラを意図的に向けた方向の
被写体しか撮影されていない
まあ当たり前の事である



見る側は言わば強制的に意図的にカメラの
アングル方向の視覚情報を見せられている訳だ
カメラには写っていない逆方向や横方向
上方向や下方向はどうなってるんだろ
って見る側の興味はある意味無視されている



では360度撮影の場合はどうか



プロデューサーやディレクター カメラマン
の意思は映像の中に登場するレポーターや
テロップなどで表現する事もできるし
更に見る側が意図的に映像を操作する事で
自分が見たい方向の状況を自分で選んで
見る事が可能だ



要するにこの状況はインタラクティブと
言える



今までの一般的なTV映像などが
プッシュメディアだったのが
360度撮影映像の場合はプルメディアに
なっているのだ



『見たい側が見たいところを見る』



簡単に言うと
たったこれだけの事なのだが
映像の世界では今までなかなか
実現が難しかった



もう一言加えると
マーケティング的に主流となった
プルメディアの王道とも言えるWebには
360度映像はとても親和性が高いと
いう事になる



更に昨今のスマホブームにおいては
もっと面白い機能が使える



この360度映像はスマホに内蔵されている
ジャイロ(傾きセンサ)と連動するので
スマホの画面の向きに対応して画面の中の
映像の向きも変わるのだ



このジャイロに反応する映像の変化は
簡易実写VR(バーチャルリアリティ)の
基礎となるものだ



VR(仮想現実)と実写映像
??どういう事と思われる方も多いだろう


例えば行ったことのない遊園地を360度
カメラで撮影しながらカメラを園内様々な
ところへ移動させる



収録した360度映像をスマホの画面で開き
簡易VRゴーグルに装着して見て見ると
自分の頭の動きをスマホのジャイロが感知して
頭の向いた方向の視角が連動して見える

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こうなるとゴーグルを着けた視聴者は
あたかも自分がその場所に行ったかのような
錯覚に陥る


完全なVRとまではいかないが
かなり仮想現実を楽しむことができそうだ



こういう分野の発展に追随すべく
現在360度動画撮影を本格的に始めたんだが
360度動画撮影の哀しき欠点と言おうか
それとも必然的な難しさとも言える問題点
がある



それは360度撮影するが故に撮影スタッフが
全員映り込んでしまうという点だ



まあライブ感が増していい感に映る場合も
あるが
ロケーションによってはスタッフが映らない方が
いいロケーションもある



そんな時にいちいち360度カメラに
映り込まない場所に隠れる必要がある
三脚固定の場合はいいが
移動して撮影したい場合はどうすれば
いいのか?



ちまたではカメラマンがヘルメットを
被りそのヘルメットの頂点に360度カメラを
取り付けて極力顔や身体がうつらない
工夫をしている映像も見掛けるが
それでもカメラマンの太く逞しい腕や汚れた
スニーカーの足元が映ったりする



そこで今回ドローンにヒントを得て
自作したのが自走式360度撮影カメラだ
10分の1スケールのラジコン4駆動のボディを
取外し躯体に改造を加えて軽量のアルミ
三脚が立つようにした




物陰に隠れてWi-Fiを通じてカメラから
飛んで来る映像をスマホで確認しながら
コントローラーを操作する



これだと360度カメラを持つカメラマンは
映らない
三脚やラジコン4駆も辛うじて死角に
収まり目立たなくなる

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これだと室内など床がフラットな場所
であれば
視点移動しながらの360度映像(動画)が
撮影できる
三脚の脚を伸ばせば高さも変わる
360度撮影の場合この高さの設定は
とても大事なポイントになる



この辺りはノウハウになるので
もう少し経験を積んで実例を交えて
説明したいと思う




とにかく360度映像(動画)撮影は今までに
ほとんど経験が無いので
色々な現場を通じてノウハウを蓄積したいと
思う




次回はこの360度動画撮影カメラを
ドローンに取り付けた場合の話について
書こうと思う


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