NACが運航停止になってから1ヶ月ほどになる。
https://flyteam.jp/news/article/97534
当初1週間程度の運航停止の見通しから大幅に遅れている。
連続耐空証明の停止により自社整備により耐空証明が保障されない。
耐空証明とは機内必要搭載書類の1つだ。
必要書類とは
【機内】
耐空証明書
航空機登録証明書
搭載用航空日誌
運用限界等指定書
飛行規定
無線局免許状
運航規定
【乗務員携行】
各種ライセンス
運航に使用するチャート
これらが揃って初めて飛行機が航空運送事業として運航できる。
航空会社飛行機を飛ばしてナンボだ。
飛ばない飛行機は収益を上げないばかりか、負債を生み出す。
駐機料や人件費など1日推定1億円を垂れ流しているのである。
飛べないパイロットの給料は赤字以外なにものでもない。
NCAの保有機材は現在10機、1機あたり運航するのにローテーションをし、必要なパイロットは10人とされている。
その結果、100人の乗務員が飛べずに出社スタンバイ状態なのだ。
前回パイロットの給与編で説明したように飛べなくてもパイロットは50h,60h保障月給を支払われ続ける。
運航停止が長引けば、経営を圧迫。
延いては破綻もあり得る。
NCAは日本郵船から出資を受けている。
このような出資元会社がどのような判断に出るかがNCA今後を左右するだろう。
私pの同期や先輩もNCAで今か今かと運航再開を待っている。
そんな彼らは最悪の事態に備えて着々と他社への転職を目論んでいる。
パイロットは飛んでナンボだ。
フライトタイム=経験=キャリア=収入に直結するのだ。
国内ではB747を運航する会社は他にない。
B747に乗り続けるのであれば日本近辺では台湾 の
AIR CHINA(既にB4退役が決まっている)
EVER AIR
KOREAN AIR
このあたりが日本から通える転職先として考えられる。
幸いNCAのパイロットのほとんどでは他社を別の型式を経験しており、747以外の限定が活かせるし、転職先で限定取得訓練も可能だ。
JALもB787を武器に名乗りをあげるLCC戦国時代になり、
パイロット争奪戦になりつつ日本の航空業界において転職パイロットの先行きは十分に明るい。
今後のNCAの動向とパイロットの流出先には要注目である。