【言い訳ばかり?】発達障害の子どもが自分の非を認められない理由と、親ができるやさしい向き合い方
子どもとの言い合いの中で
「また言い訳してる」
「素直に謝ってほしい」
「反抗ばかり」
と感じることがありますよね。
しかし発達障害の子どもは、単にわがままや反抗心から言い訳をしているわけではありません。
実は心の中で必死に自分を守ろうとしているのです。
この記事では、児童福祉の現場経験と自身の子育て経験をもとに、発達障害・グレーゾーンの子どもとの向き合い方を具体的に解説します。
なぜ発達障害の子は言い訳をしてしまうのか?
発達障害の特性には、コミュニケーションが苦手・感情の整理が難しい・自己理解が未熟などがあります。失敗やミスを認めることは、「自分はダメだ」という自己否定につながりやすいため、子どもにとってはとても怖いことなのです。
だから言い訳を使って自分を守ろうとします。
関連記事
具体例:宿題を忘れた時の親子のやり取り
- 親:「宿題やった?」
- 子:「やってないよ!」
- 親:「なんで?」
- 子:「先生がむずかしい問題ばかり出したからできなかった」
表面的には言い訳に見えますが、実は「怒られたくない」「自分はできない人間だと思われたくない」という不安が隠れています。
言い訳が出る心の背景を理解する
- 自己肯定感が低い
自分を認める力が弱いため、非を認めることが怖い。
- 完璧主義や失敗恐怖
失敗=自分の価値の否定と捉えやすい。 - 言葉の理解や表現力の未熟
気持ちをうまく説明できず、つい言い訳になってしまう。 - 親の反応への不安
怒られることを恐れ、嘘や言い訳でかわそうとする。
親ができる具体的な対応策4つ
- まずは言い訳を否定せず受け止める
「そう感じたんだね」と共感し、子どもの気持ちを閉ざさないことが大切です。怒る前にまず受け止めることで、子どもは心を開きやすくなります。 - 事実と感情を分けて伝える
「宿題を忘れたのは事実だけど、難しいと感じたのもわかるよ」というように、両方を認める言葉をかけましょう。そうすることで自己防衛が和らぎ、素直さが育ちます。 - 小さな成功体験を積ませる
簡単な課題を任せたり、できたことをほめたりすることで自己肯定感が高まり、言い訳が減っていきます。 - 問題解決を一緒に考える習慣をつける
怒るのではなく、「次はどうしたらうまくいくかな?」と子ども自身に考えさせる時間を作りましょう。自己成長を促す大切なステップです。
親も気持ちを整えよう
子どもの言い訳にイライラしてしまうことは自然な感情です。ですが親の焦りや怒りは子どもの不安を増やすこともあります。深呼吸や気分転換をはさみ、冷静に対応できるように自分を労わる時間も持ちましょう。
実践に役立ったおすすめ書籍
まとめ
発達障害の子どもの言い訳は、決して「わがまま」や「反抗」ではなく、自己防衛であることを理解しましょう。親が優しく受け止め、共感しながら、小さな成功体験を積ませ、問題解決力を育てることで、子どもは徐々に素直さを身につけていきます。焦らず、一緒に歩んでいきましょう。








