彩衣里(あいり)ママです。
約２年前の彩衣里が生まれる前の夏、
用意してあったベビーベッド
今でもずっとそのままにしてあります。
あの時、天国からの一週間の時
ドライアイスで冷え冷えの棺も
このベッドの上で一週間寝ることができました。
皮肉にも用意してあった、ヨダレやおねしょ対策で買った防水シートは
このドライアイスが溶けて木の棺が湿ってきてるのを防ぐ為に
ベッドの上に敷いて役に立ってたなぁ。
あれから、ベビーベッドだけは片付けられなかった。
ずっと私達夫婦のベッドの隣にいる。
模様替えしても
寝室を他の部屋にしてみても
彩衣里のベッドも一緒だった。
ずっとそばにいたくて。
気持ちの整理がつくまで
このままでいたいと思ってたら
２年も経った。
まだ、やはり心のどこかで
整理はついてないんだと思う。
もちろん、整理なんかつけれるわけもなくて、つける必要もないことも
結果は分かってるから納得。
悩むまでもないけど。
そうそう、このベッドはお友達姉妹から
ベビーバスと一緒にお古を譲ってもらったもの。
細かくいうと、最初は借りた感じだったが
私が使う必要なくなっちゃって返そうとも思ったけど、
他人から見たら天使ちゃんが寝たベッドを返されるってあまりいい印象ではないよね。
世間一般論だと、“死んだ人が寝たベッド”だもんね。
それに、まだ置いておきたかったから
友達に死産のことも報告した後も、ベッドをまだこのままにしておきたい話をしたら
私の好きにしていいよと言ってくれたので
正式に貰う事にしました。
その友達姉妹もずっと楽しみに待っててくれてたんだよね。
支えてくれてありがとう。
そしてそれから日々、
記憶が薄れゆく毎日を過ごし
ベビーベッドなんか
洗濯物を置く場所に最適になっちゃったりして
ホコリもかぶってたりしてるかもだけど
たまにしか干してあげることはなくて
しまってもいいんじゃないかと思うけど、
夫婦2人して
別にしまわなくてもよくない？
という当然の意見でそろい
なんの迷いもなくそのまま置いたまま、
2年は過ぎて行った。
りりぃはたまに誰もいない寝室に向かって吠えてたりします。
きっといつでも彩衣里が帰ってきて寝てるかもしれないからね、
そーゆー意味もあったりして。
いつでも帰ってきていいからね。
妹ちゃんとゴロゴロ遊んでていいからね。
ポニョくんが生まれたら
貸してあげてね。
今度こそ、このベッドに
我が子が寝れることができるのかな。。。
今日はお天気がいいから
パパにお布団干してもらおうね
