あの日のカルテ。 | ~天国からの1週間~天使ママ→不育症乗り越え3児ママになれた彩衣里(あいり)ママのブログ。

~天国からの1週間~天使ママ→不育症乗り越え3児ママになれた彩衣里(あいり)ママのブログ。

◆2012.9.12◆第1子→39週で死産
◆2013.7.13◆第2子→稽留流産
◆2014.8.26◆第3子→男児無事出産!
◆2016.1.16◆第4子→稽留流産
◆2017.6.6◆第5子→待望女の子無事出産
◆2019.4.4◆第6子→3人目無事出産!
彩衣里ママの心のブログをつづっています。

誕生死した家族にとって、
我が子の生きていた記しを残したいのは当然の事であり、
実際に出来ることの1つ、【カルテ開示】を病院にお願いした。

妊娠分娩の為の初診H23.2月から、
妊娠検診の経過記録、
心拍確認取れていた一週間前のNSTの記録、
誕生死した当日の記録、
その後のケアの記録などのH24.10月までの全ての記録。

私と天使になった彩衣里(あいり)のことについての全ての記録を
写しを紙にして、残しておきたいと希望し、11月初旬に用意が出来たとの電話。

受け取りは1人で行った。
その数、A4サイズ130枚以上。
医事室の方に茶色の封筒で渡され、会計し、
本当の最後の病院をあとにした。


帰り、バスに乗るまでの道のり。
手には少し重みのある茶色の「モノ」。
娘がまた新しい形となって私の手に抱かれている。

この重みは、実際彩衣里(あいり)を抱いた時の重さや
骨壺に入った時の重さとはまた違い、
なにか大切なものがびっちり詰まった「モノ」であり重さだった。

また、違った想いがこみ上げる。

彩衣里、また彩衣里を感じるものもらってきたよ。
彩衣里が生きていた証、もらったよ。
動かぬ証拠だよ。
彩衣里が生きていたの、ママは体で感じ、病院の先生は記録として
みんな知ってるよ。


そして、バスの間、チラッとみた1枚には、
あの日が鮮明に蘇る、あの時の会話や記録のカルテがあった。




2012-09-12(39w3d)
陣痛で予約外受診
入院となるも、すでにIUFGの状態。
NST 児心音聴取できず。


S)胎動が少なくなった気がする。2~3日前かな。
O)内診し、骨重い積顕著、波動性あり、FHRとりにくい?聴取できず。
A)IUFDか?
P)リーダーDr.○○をコール。エコー実施。
O)超音波にてFHR確認できず。後血腫なし。カルテDr.記録参照。IUFDであった。
O)Dr.○○よりIUFDである旨、夫、御本人様へ説明あり。
S)(夫)どうしてなんだろう。もうどうにもできないんですよね。わかりました。
O)ご夫婦、ぼう然としている。
A)まだ現状を受け止められない。
P)心によりそいつつケアをすすめていく。
P)20G右前腕ヴィーンFルート確保。採血実施。
S)痛みは変わらないそうです。(夫より)
O)深呼吸でのがせる。
A)むしろ促進した方がよいか?
P)様子見てDr.報告していく。
S)下が痛い。さすらなくていいです。たまに力入るときあります。
O)怒責入る感じがたまにあるとの間も毎回ではないとの事。板状硬症状なし。間▲時腹部ソフトになる。採血(生化・凝固)行う。
S)少しおされる感じします。
O)粘血性分泌あり
A)進行あり
S)すごくりきみたい。
O)胎胞排臨にて入室とする。
O)側臥位分娩。女児2862g死産
お)胎盤娩出時、流血多い。パルタン1AiV既存のヴィーンFにオキシトン1A混注し出血軽快。
S)気分不快なし
O)N/3F硬度良好。流血なし。
O)両家祖父母お部屋にて面会中
 夫より、葬儀等に関しては家族と相談して決めますと。
 病院からも業者をご紹介できる旨を説明した。
S)大丈夫です。まだトイレはいいです。
O)N/3F硬度良好。流血なし。

オロ25g、トータル出血量531g
DIV抜針する。
P)676号室へ車いすに移室する。

陣痛開始:2012-09-12 06:30
破水時間:2012-09-12 14:10
羊水混濁:有 緑黄色
自然破水
子宮口全開大:2012-09-12 14:00
排臨:2012-09-12 14:15
発露:2012-09-12 14:20
児娩出:2012-09-12 14:26
胎盤娩出:2012-09-12 14:41
分娩所要時間:8時間11分
第I期:7時間30分
第Ⅱ期:0時間26分
第Ⅲ期:0時間15分
分娩様式:自然分娩
会陰縫合:有 第I度会陰部裂傷


9/12 39-3 14:26 Still birth Female

体重 2862g
身長 51cm
頭位 32cm
胸囲 30cm

臍帯巻絡:無
新生児奇形:無
皮膚:浸軟あり

胎盤所見:形 18×20×2.5
重さ 501g
梗塞 無

夫立会い:有

特記事項:陣発にて来院、8cm開大あり入院。
CTG装着時、FHR聴取できず。
Dr。エコーにて胎児心拍停止を確認。(IUFD)
経腟分娩にて児娩出。
3日前より胎動を感じなかったとのこと。

児は浸軟あり。
外表奇形みとめず。

胎盤:病理検査提出。
解剖は希望されず、翌日退院。




誕生死から2ヶ月。
もう気持ちも落ち着き、普段通りの生活に戻り、
彩衣里を想う時間は少しずつ少なくなり、
たまに忘れてきてしまう時もでてきてしまった今日この頃。

だが、このカルテを全部目を通したら、
あの神聖なあの日あの時を
昨日の事のように、鮮明に思い出しますね。

130枚、彩衣里の別の重さ、
涙を流しながら読み、
彩衣里との運命の日を感じることができました。



今の想いは、、、


悲しいより、


よくがんばったね。


生きていた証、
いつでも見ていたいよ。


カルテ開示希望して良かった。


何ヶ月、何年経っても、
このカルテはいつでも見たいと思います。


彩衣里(あいり)を感じたい時、
彩衣里が頑張ったことを想いだしたい時、
私が頑張ったことを思い出したい時、
また次の妊娠が出来た時、

何回でも見たいと思います。


なんかたくさんあるので、
続きは、またブログUPしたいと思います。→あの日のカルテ



ペタしてね読者登録してね