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昨日は運よくスペイン大使館に電話がつながりました。
有給とって会社を休んだ先週、先々週と何度も電話をかけましたが、全くつながらず・・・
半ば諦めかけながら電話をした昨日、なんとか職員までつながりました!!!

うぅ~、達成感が熱いわっ!

しかし、やっぱり内容は変わらず。

「例外はないです。選択肢は二つ。結婚するか、学生ビザを取得するか。」

・・・やっぱり。
これでスペイン支社のスタッフの言っていた「未結婚ビザ」の存在も、
「例外的滞在許可」の存在も、完全に否定された。

もう二度とスペイン人は信用しないぞ~!

それで、どちらの選択肢を取るかによって必要書類や手続きが違うので、それを説明してもらった。
すると・・・

①スペインで結婚する場合

結婚する相手がスペイン人もしくはEU市民権を持つ人の場合は、ビザ取得の必要はない。
手続きとしては、おおまかに2つ。
日本で渡航前に行う手続きと、スペインに渡航後に行う手続き。

日本での手続きは、

1)役所に行って、過去2年間の住民票と戸籍抄本、さらに独身証明書をもらう
2)上記3つの書類を外務省で「アポスティーユ認証」してもらう
3)同書類をスペイン語に翻訳する
4)その翻訳が正しいことをスペイン大使館で証明してもらう(1枚2,430円かかる)

とここまでは、結婚手続きのために必要な書類を集めるもの。

その後のスペインでの手続きは、

1)上記の書類を持ってスペインの役所で入籍(結婚手続き)を行う
2)スペインの警察で居住許可を取る

ただし、2)の居住許可にはまた別途様々な書類が必要となる。
これが都市によって違うらしく、現地での確認が必要だけれど、大体は

5)日本の警察発行の「無犯罪証明」
6)大使館のひな型に基づく健康診断書

が必要となるらしい。

そして今現在、スペインでの「入籍」+「居住許可」申請が合わせて3ヶ月かかっているらしい・・・
ということは、ビザなし入国の滞在期限ギリギリ!
間にあわなければ、違法滞在かぁ・・・
でも、そういう人は多いんだろうけど。


さて、次は

② 学生ビザを取る場合

必要な書類は以下の通り。

(1) 申請書: スペイン語OR英語で記入。スペイン入国日は授業開始日にできる限り近い日にすること。

(2) 入学許可証: 認可校で181日以上の登録を済ませているか、入学が許可されている事を証明するもの。

(3) 無犯罪証明書:住民票のある都道府県警察本部にて取得。
  日本以外で過去5年間居住した国々があれば、その国発行のものも必要。(発行日より3ヵ月以内有効)

(4) 住民票:無犯罪証明書の発行申請に必要

(5) 戸籍抄本:同じく無犯罪証明書の発行申請に必要

(6) 銀行・滞在関連の証明書:※ 下記のうちいずれか1つを選択。

* 残高証明書:月額1710ユーロ以上の滞在費と往復旅費の資金を証明する金融機関発行の残高証明書。
* スペイン又は外国の公的・私的機関からスペインでの勉強に十分な給費を受けていることを証明する書類。

(7) 宿泊証明:滞在先住所が記載された、滞在中の宿泊が用意されていることを証明するもの。
  スペインの公証機関で認証される必要あり。

(8) 保険:滞在中の医療費と日本への一時帰国費用をカバーする保険に加入していること。

(9) 健康診断書:大使館作成のひな形に基づいたもの。発行日より1ヵ月以内のもの。

(10) スペイン政府当局への報告要請申請書式:大使館作成のひな形に基づいて、スペイン語で記入。

とまぁ、こんな感じです・・・
ちなみに2007年現在、学生ビザの取得には2ヵ月半~3ヶ月かかっているそうです。

ということは、今すぐすべての書類をそろえて申請したとしても、
ビザが取得できるのは、どんなに早くても年明け・・・
それ以前に、こんだけの書類集めるのには、どう考えても最低2週間はかかるし。
あぁ~、こんなことなら、ピーもピーの会社の言うことも真に受けずに、
自分でやっておくんだったわー!!!


P.S. トップ画像は、前回滞在していたアパートの近くのランジェリーショップのディスプレイ。
   なぜ「アルプスの少女ハイジ」がランジェリーショップに・・・?
   ホント、スペイン人って分からん・・・