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私のお墓の前で泣かないで下さい
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に、千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています

秋には光になって畑に降り注ぐ
冬はダイヤのようにきらめく雪になる
朝は鳥になってあなたを目覚めさせる
夜は星になってあなたを見守る

私のお墓の前で泣かないで下さい
そこに私はいません
死んでなんかいません
千の風に、千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています


Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.
I am in the birds that sing,
I am in each lovely thing.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there. I do not die.


ひと月程前、何気なくテレビをつけた途端に耳に入ってきた音楽。
最初の一小節目で涙が流れた。
そしてその後に続く言葉の一つ、旋律の一瞬は、私の魂を揺さぶり続け
曲が終わった時に、私は呆然とテレビの前に立ち尽くしていた。
こんなにも残された者の気持ちをいたわり
一番聞きたかった言葉を託した歌があったなんて。

その時聞いた歌詞をたよりに調べてみると
歌っていたのは、秋川雅史だった。

そして昨日彼のCDを購入。
翳りのある歌声に、残された者へのメッセージがかぶさる。
それは何度聞いても心がふるえる。

CDを聞き終え、久しぶりに「世界の車窓から~チェコ編~」を見ようとテレビをつけた。
なぜか懐かしいチェコの風景よりも、流れてきたピアノの美しい旋律に意識がいく。
そして歌が流れ出した。
Do not stand at my grave and weep...

「千の風になって」はこの英語の詩を日本語に訳して曲を付けたものなのだけれど
英語の詩にも曲があったことは知らなかった。

この2つの曲は全く感じが違うのに、
なぜか私を惹きつけた。
しかも一瞬で。
それは歌い手の心が伝わるからなのか。
それとも作曲した人の解釈が素晴らしいのか。
あるいは歌詞を書いた人の想いが本物だからなのか。
おそらく、きっと全部。