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今日はM君と、もう一人のアメリカ人Jさんの通訳として仙台へ同行。
宇都宮から仙台へは、各駅停車の新幹線で1時間20分ほど。
そこからタクシーで、山を越え、田園地帯を通り抜け、30分弱。
とてつもない田舎で、あるのはK社の工場(第一工場から第三工場まで)3つと、
自衛隊の駐屯地・・・くらい。
一体皆さん、どこで買い物しているのかしら?
と人事ながらいろいろ考えてしまうような場所。

しかし、山道のカーブを後部座席で揺られていると・・・なんだか、気持ちが・・・・。
あぁ、いやだわ~、このあいだの「いろは坂」を思い出させるわね、この感じ。
そこで隣りのM君とJさんに、
「あなたたち、わたしに今ここで吐かれたくなかったら、私の気をそらすよう、話しかけて。」
と言ったら、二人とも機関銃のように、いろいろ話しかけてきた・・・。 (- -;
おかげで(?)なんとか、工場まで吐かずにたどり着けたわー。

そして工場に到達するや否や、先に来ていたアメリカ人グループ(別子会社)と合同ミーティング。
午前10時から、午後1時まで休憩時間もなしにぶっつづけでずーーーと会議。
・・・もう、帰らせて~。 (@_@)

でも午後からは、ようやく工場見学。
こちらの方はずっと楽だった。
なにしろ、M君もJさんもアメリカでほとんど同じような工場を見たことがあるので、
大体の機械・工程は分かっている。
それで二人とも、めずらしい機械の前でのぞき込む私に、いろいろ説明してくれる。
「メイ、こっち来て。この機械はね・・・」
「メイ、これ見て。ここで行われる工程はね・・・」
って、完全に役割逆転しているんですけどっ。
あななたちはここに機械の説明を受けに来ているんであって、私はそれを通訳するためにいるのよ。
それなのに、私に説明してどーするの。
そりゃあ、ありがたいけどさぁ。
ちょっと肩を落としている工場案内担当者の方を見ながら、さりげなく言ってみても、
「でも、君が理解するのも大事だよ。」
と全く意を解してくれない。
それは、そーなんだけどぉ、日本には立場とか役目とかがあってね・・・
やっぱり、「さりげなく」なんて態度はアメリカ人には通用しないわね。

それにしても、この工場見学を開始する前に、担当者の方が
「工場内は機密保持エリアになっていますから、写真撮影はご遠慮ください。」
と言ってきた。
そして工場内に入ると、女性作業員が突然、
「写真撮らせてください!」
とケータイ片手に詰め寄ってきた。
まずM君とJさんを撮影し、2枚目は自分も一緒にならんで撮影。
・・・・一体、機密エリアはどーなったんだ・・・?

この辺りは今が桜が満開だとかで、午後の工場見学は早めに切り上げて、いざお花見へゴー。
なんでも近くには有名な「千本桜」公園があるので、ぜひアメリカ人たちを連れて行ってあげたい、とのこと。
工場から車で20分くらいのところにある公園(城跡)には、桜が満開!
さらに小高い丘になっている公園からふもとをのぞき下ろすと、川縁につづく桜並木~☆
いやぁ、とても綺麗でした。
そこですかさずM君、
「メイ、カメラ持ってきた?」
「うん。」
「じゃあ綺麗なところ、いっぱい撮ってよ。」
「・・・分かった。」
かなりの写真を撮り、もういいかなぁ~と思ったところで、
「あっちの桜(←結構遠い)、近くで撮ったらキレイだよ。ほら!」
「ハイ。」
「(・・・つーか、自分で撮ってこいよ!)」 (← あくまで心の声)
と思いつつも、指定された桜まで一人走って撮りに行く私・・・・。
この私をパシリに使う男なんて、全くあなたくらいよっ! ヽ(`へ´)ノ

その後は、工場の方たちと「仙台牛タン」。
もーおなかいっぱいご馳走になりました~♪

帰りは駅までタクシー。
はー、こんなにお腹いっぱいで、気持ち悪くなったらどーしよう!?
とちょっと食べすぎを後悔したけど、心配ご無用だった。
M君が揺れないように、カーブの所では私の体を押さえつけ(?)てくれたし、
ずーーーっといろいろ話しかけてくれてたお陰で、全然酔わなかった。
しかもタクシー降りるときには、ちゃんと手を差し伸べてくれる。
(なんだ、この手は?)
と一瞬、不思議に思ったけど、
「ほら!」と手を私の前に差し出してきてから、ようやく理解出来たわたし。
いや~ん、もうホントにジェントルマンなんだからぁ!
ちょっとした「プチお姫様」気分になりましたー♪

帰りの新幹線では、疲れていたせい(単なる食べすぎ?)で、大爆睡。
そして宇都宮到着は、夜10時過ぎ。
ふー、長い一日でした。
さて、最後にお約束となった締めの一言は、
「メイ、今日は1日どうもありがとう、お疲れさま。」
「いいえぇ。こちらこそ。お疲れさま!」
はっきり言ってほとんど何もしていない私に、ちゃんとお礼を言う律儀さ。
とっても恐縮しちゃうんだけど、でもこの一言で、
「明日も(あなたのために)がんばるぞー!」 って思えるのよねぇ。
あぁ、なんて罪な男・・・・まさに「小悪魔」ねっ。