約1カ月前、初めてと言える「推し」ができた。
日本の男性7人組グループ「BeFirst」である。なんとなーく名前くらいは知っていたが、日本人なのか韓国人なのか、はたまたどんな人がどんな歌を歌っているのかは全く知らず。それがひょんなことから知人に「オーディションが面白いから良かったら見てみて」と言われ、youtubeで視聴を始めたところどはまりしてしまった。

 まず、みんな歌が上手い。そして人間性の素晴らしい子が多い。それだけではなく、主催するBMSG社社長のSKY-HI氏(AAAのメンバーのお一人)がこれまたよくできた人で、一人一人をこの上なくリスペクトし、的確な声がけで少年たちの自己肯定感と他者肯定感、そして才能を爆上げしているのである。知的な言葉選びで見ているこっちが励まされ、思わず会社ごと箱推ししたくなる。

 そしてデビュー後も、とことん音楽を追究しているところに好感が持てる。アネッサのCMに使われるようなボーイズグループらしいさわやかな曲もあれば、万人受けを狙わない、どっしりアンダーグラウンド系の曲もある。これをどれもかっこよく歌い、踊りこなしてしまうのだから、本当にすごい。アイドルではなく、まさに「アーティスト」や「音楽家」の域だと感じている。

 今まで自分はジャ○―ズやEXI○Eといったグループにはあまり興味を示さなかった。今考えてみると前者は私には少々甘く、後者はやや辛かった。それがBeFirstに関しては甘さと辛さが絶妙の塩梅なのである。約3年遅れではあるが、オーディションの視聴を勧めてくれた知人には心から感謝したい。

 

 そして推しができて以降、心と体が思いのほか軽くなったように感じている。これはエビデンスがある訳ではないので誰かに証明してもらいたいのだが、体の血の巡りが良くなったような感覚で、思考もクリアになったのである。明らかに仕事に集中できる時間が長くなり、頭痛も減った。肩こりも軽減したような。家族や仕事で関わる人にも明るく接することができ、人から話しかけられる回数も増えた感覚がある。

 

 以前は「推しが、推しが」という人を正直一歩引いた目で見ていたのだが(本当にごめんなさい)、みんなこの感覚を味わっていたのか!と膝を打った。実生活まで明るくしてくれる推しの存在、恐るべし。曲を聞いたり、動画を見たりすることでいわゆる幸せホルモンとか、ストレス解消ホルモンみたいなものが出ているのだろうか。もう一度言うが、切実に誰かに調べてもらいたい。

 

でも推しは作ろうとして作るのではなく、今回のようにふとしたきっかけで推しになってしまった!という、「降ってくるもの」のような気がしている。だから私は無理に「推しをつくれ」とは言いたくない。でも今推しがいない人に「降ってくる」ことを心から願っている。

 

今の楽しみはビギナーズラックで当選したドームツアーに行くこと。ドームでのコンサートなんて行ったことがないので(野球はあるけど)、ご存じの方に段取りをお伺いしなければ。はまっている間は、はまっている自分をとことん楽しんでみようと思う。