私は六年間、新体操を習っていました。新体操は1年に1度
発表会があり、多い時では千人弱の方に見られながら舞台に立つのです。
特に私のクラスは人数が少なく、私を含めて六人だったので
他のクラスと比べても一人一人が目立ちました。そんな状況の中で、緊張しながらも毎年楽しみながら発表会を終えることが出来ていました。
私は誰かに見られる事に慣れていたので普段の学校生活でも人の目を気にすることはありませんでした。自ら学年代表に立候補したこともあるくらいです。
当時の私には5人の親友がいました。学校ではずっと一緒に過ごし、家に帰った後も毎日の様に誰かの家に集まり門限ギリギリまで遊んだものです。毎日が楽しくて仕方なく、新学期が始まったと思えばすぐにクラス替えの季節が訪れるという程に毎日が光の様に過ぎていきました。
そんな私は高校という場所にとても期待していたのです。
中学校よりも自由で出会える人の数も多く入学式の前日には一睡も出来ないほどでした。
しかし、高校入学から二ヶ月ほど経った時、私は心療内科で鬱病と診断されることになります。