□TIME-12:02
基樹、麻里亜、一樹の3人は車で埼玉のあの子供たちがいる付近まで来ていた。
志部谷の家に行く前に、3人は近くの和歌月温泉センターという場所を目指していた。
今日大人5人子供9人が泊まる場所候補だ。
本当はホテルや旅館といった場所がいいのかもしれないが、志部谷家の近くにビジネスホテルしかなかった。
基 樹「ビジネスホテルは却下だよな」
一樹「だな」
浅 野「他にないか、探してみます」
浅野はその言葉のほんの1分後くらいに
浅 野「地図に、和歌月温泉センターとあるのですが、ここはどうでしょう」
一 樹「どうでしょうって、どうでしょ」
浅 野「サイトがありました」
それを見て全員一致でいいんじゃないということになった。
麻里亜「写真だけじゃ、実際と違うかもしれないから。下見してから子供たち迎えに行った方がいいと思うけど」
基樹と麻里亜、藤木は下見組で、浅野と一樹はパソコンの調達組と二手に別れた。
そして・・・和歌月温泉センターまだあと少しという場所。
基 樹「なんか動いた」
基樹はスピードをゆっくり落とし、そして車を止めた。
麻里亜「気付かなかった。どこ」
基 樹「クリーム色の壁の家の脇、ちょっと見て来る」
さっき、動いたなにかが消えた方へ歩いて行く。
基 樹「誰かいますか」
と言い終わらないうちに目が合った。
基 樹「いた。一人、他に誰かいないの」
相手はじっと基樹を見ていたが、突然走り出した。
基樹は走って追いかける。
基 樹「ちょっと待て」
藤 木「いたの」
藤木も車を下り、基樹の方へ近づきならから叫んだ。