★ 六本木夜間診療所・夜遊民 ★ | 人生イロイロ。萌えもイロイロ。

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欲望の赴くままに、突っ走り人生。

楽しくなけりゃ生きてる甲斐もないし。

声優、BL、映画に本。ついでにペット自慢まで書き連ねます!!!

気が付いたら読んでました。


檜原まり子さんの作品で、絵師さんは桜遼さんです。

あらすじは六本木のロシアンパブに勤める日系ペルー人ホアンは、家族と恋人をテロで失い祖国を捨て夜の六本木で暮している。

ある夜怪我をした友人を夜間のみ診療をしている診療所へ連れて行ったホアンはそこで、並外れた美貌を謎めいた雰囲気をかもし出す医師・真木と出会う。

生きることを拒否している2人の出会いは・・・

が、1冊目「六本木夜間診療所」


2冊目「六本木夜遊民」

恋人同士になったホアンと真木。

生きる意味を見つけたホアンと、もう一度生きてみようとする真木の穏やかな日常は、ホアンの異常なまでに優れた記憶力から犯罪捜査に協力したことから壊れ始めて・・・


なお話。

なんだか最近ラブいのばっかり読んでたんだな~私。

よくよく考えてみれば檜原さん、初読みです。

結局「恋愛処方箋シリーズ」揃えるだけ揃えて読んでないし。(笑)


このお話はなんでしょうねぇ。1冊目なんてホアン×真木は致してないし!!!

あるえちシーンはホアンと店の女の子だったり男だったり。

ホアンは軽いわけじゃなくて、慰めるために抱く・・・んですよねぇ。

ロシアから日本へやってきて店に出る女性達。

家族への仕送りだったり、自分の夢のためだったり。

商品として扱われる女性達は慰めるために抱いてくれて、やさしく囁いて自分を肯定してくれるホアンに救いを求めてしまうのは仕方がないことだと思います。

BLだけどね。(笑)

とりあえずあらすじには家族と恋人って書いてあるけどホアンにとってアンヘラは恋人じゃないんじゃないかな~ってちょっと思います。

世界の全てであった人。

ちょっと恋とは違う気がします。

基本的に情の厚い男なんだな~ホアンは。

店の女の子が殴られて怪我させられたりすると、本気で怒って相手を探し出したりと忙しいのです。

ホアンは異常に記憶力が良くて、一度見たり聞いたりしたら忘れないのだそうです。

辛い過去も風化しないのはどれほど辛いんでしょうねぇ。

その記憶力のよさからホアンは「記憶の森」と彼が呼んでるんだけど、過去を思い返すと追体験できちゃうほどの鮮明に覚えているのです。

そのため今を生きているのではなくて、過去を生きる男になってしまっていたのでした。

ホアンは真木にアンヘラと同様の優しさの種類を見つけたのと、自分とおなじく生きる意欲というか。。。気力がない真木にどんどん惹かれていって懐き倒すのです。

そして真木は・・・生きることを拒否しているですねぇ。

セックス嫌悪症に拒食症い不眠症。

食事は食べられないのでブランデーに経菅栄養を混ぜたもののみ!!!

でもやはり優しい人なのです。

自分を救うことはできないが・・・この青年がもう一度生きる手助けにはなるかもしれない

ともう一度生きてみようとするのです。

ひ~気になる・・・

自分を救うことは出来ないってどういう意味なの!?!?!?!

という所で終わってしますのですね。

よかった2冊目も一緒に買っておいて。(笑)



2冊目は1冊目とはうって変わって所かまわずサカってます。(笑)

それというのもホアンがもう真木にベッタリなのです。

そして真木もまたホアンが可愛くて仕方ない様子に、読んでて嬉しくなりました。

生きることに消極的だった真木がっ!!!!

女の子に嫉妬してる!!!!

ホアンが作ったものならば。。。と拒食症なのに食べた!!!

そしてセックス嫌悪症だったのに、求められれば拒めない!!!!

愛の力は偉大です。

そしてやりすぎからの疲労で倒れる真木を助けたのは友人の医師・林。

この林がホアンに説教したりするんだけど、真木は庇います。

そしてその庇い方が妙に可愛いのです。

「あの子を叱らないでくれ、悪いのは私なんだ」

ですって!!!!!

真木・・・可愛すぎるよ真木!!!

犯罪捜査でヤクザに目を付けられてしまったばかりに、店をやめ新しい職場でバーテンダーになったホアン。

真木のためのオリジナルカクテル「愛のミルク」だなんて!!!(笑)

栄養補給ドリンクだとかで生卵黄入り。
もうすっかりラブラブな2人ですが、そのヤクザはとうとう真木にまでその魔の手を伸ばしたのです!!!!!

数人がかりで犯され全治2週間の怪我を負った真木に、ホアンは復讐を決意する。

色々つてを辿って銃を手に入れたり爆弾の材料を集めたり。

真木は「仕返しはいけない」と諭すも止まらないホアンに林は真木の生きることに否定的な理由を話すのでした。

きっついな~真木の話は・・・

しかも前半がまさに蜜月状態なだけに、この話は!!!!!

遺伝的なものが問題だったからこそのセックス嫌悪症だったんだなぁ。

ってことは、もしホアンが女性だったら、絶対に真木は変わらなかったんだろうなぁ。

ホアンが男でしかも自分が受ける側だからこそだったんでしょうねぇ。

ああ、切ない。

とりあえずハッピーエンドだけど、だけどだけど~。

まだグルグルしてます。

少しでも長く2人の幸せな時間が続きますように・・・



というわけで、脳内変換。

真木に平川さん。

ホアンは森川さん。

林に・・・三木さんだなぁ。




六本木夜間診療所(ナイトクリニック)
檜原 まり子著
白泉社 (2002.7)
通常1-3週間以内に発送します。
六本木夜遊民(ナイトバード)
檜原 まり子著
白泉社 (2003.1)
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