学童のお昼のことです。


夏休みの間は、指導員は2人体制での仕事です。

今日はもう保護者も盆休みに入っている方が多いのか、学童自体の人数は少ない日でした。


大人も子供も一斉に「いただきます」をし、各々食べ終わっても他の子が終わるまで席でゆっくりして待つ、という時間でした。


学童の中の1人が、指導員である先生をからかいだしたのです。


最初は水筒を取り上げ、次にランチバックを取り上げ、

ヤイヤイ言い出して、立ち歩き始めました。


指導員の先生は、

やめてヨー

とか、

こーら!

とか言いつつ、半笑いに見えました。


私はその時、まったく今とは違うのに、学生時代男子に揶揄われている女子を思い浮かべてしまいました。

揶揄われている本人は困っているのだろうけど、他の女子はそれを見て、シラーっとしている図です。


指導員の先生は、私より一回り以上年上のベテランさん、学童指導員としての経験も豊富な方です。


私は子供たちを落ち着かせて、何か言ったほうがいいのか、それとも先生に助け舟を出したらいいのか、わからなくてだんまりしてしまいました。


帰宅してもう一度ゆっくり考えてみても、どうしたら

よかったのかわかりません。