こんにちは!カウンセラーの石堂です。


東日本大震災から5年が経ちましたね。


人によって、

「風化させてはいけない」

という意見もあれば、

「思い出したくなからそこには触れないで」

という意見もあるかと思います。


すみません、ちょっとだけ触れさせてください。

ボランティア精神についてのお話です。


あのとき、あなたも考えたのではないでしょうか。

自分に何ができるのか?

と。


そして、何もできない自分を責めたかもしれませんね。


もしかして、今も自分を責めていませんか?


それ、勘違いだと思いますので、すぐにやめましょう。

あなたが行動しなかったのは、正解だったんですよ。


あのとき、ボランティア精神を発揮して行動を起こせた人は素晴らしいです。

でも、彼らは「偽善」や「売名」などと批難されることもありました。


そんな批難を浴びながらも、

「やらない善よりやる偽善」

と反論して行動を続ける人もいました。


ボランティアをやるには、それ相応のメンタルが必要ということになりそうですね。


でも、良いことをしているのに、なぜ悪者扱いされるのでしょうか?

これは、有名人に限らず、一般人でも起こり得ることです。


こういうことが考えられます。


ボランティア精神の裏には、

帰る場所がある

期間限定の作業

ありがとう!と言われるはず

人助けをすることで自信がつく

などの気持ちが潜んでいることがあります。


安全な場所にいるからこそ、

人助けをしよう!

という気持ちが湧いてきたとも考えられますね。


ボランティアを受ける人たちからは、そういう部分が透けて見えてしまうものです。

自分が弱い存在に感じて、悔しい思いをする人もいることでしょう。


私の知り合いで、阪神大震災のときにボランティアに行った人がいますが、被災された方からイヤミを言われて傷ついたそうです。

良かれと思って行動しても、裏目に出てしまうことがあるわけですね。


こういうことを考えると、ボランティアって簡単にできることではないと改めて気付かされます。


確かに、

何か行動しよう!

と決断するのは素晴らしいことです。


でも、

行動しないで成り行きを見守ろう!

と決断するのも素晴らしいことなのです。


あなたには、あなたの身の丈に合った選択肢があります。

もちろん、私もそうです。


周りの雰囲気に惑わされずに、

行動しないんだ!

と決めた自分に自信を持ってくださいね。