ずっと観たかった小津安二郎監督の作品。東京物語。
近年、英国映画協会でも優れた映画に選ばれたとか。
ストーリーラインが知らなかったので。。
東京家族はオマージュ作品だったという事も初めて知りました!
(先月、機内で観ましたー!)
構図と白黒のモノトーンの勉強にと思ったのですが、
本当に素晴らしい映画だったので感想文書きます。
*ストーリー*
老夫婦が田舎から東京に暮らす成人した子供達に会いに行く。
歓迎はされるもののそれぞれが生活に追われ忙しく、冷淡な子供達。。
そん中戦死した息子の嫁であった紀子が唯一親身になって接するが。。
まず、カメラワークが素晴らしい。
ロー•ポジションからの映像が多いというのが斬新。
あと、同じカメラ位置でそれぞれ違う場面を撮影されていて
更に一つ一つのシーンが印象づいたり。。
全てが計算ずくされていて、無駄なものが一つもない。
独自の映像美に魅了されながら。。
ストーリーは穏やかに淡々と進んで行くのですが。。
度々、年老いたお父さん、お母さんを見ているとなんだかせつなくって。
特に熱海でのシーン。何もできないからと長男、長女に温泉旅行に厄介払いさせられるも
他の部屋からは若者達が騒いでいて爆音で眠れない。
そんな中、ちゃんと揃えられたスリッパが二つ、部屋のドア越しに静かに並べられている。。
この場面は心がぎゅーっと締め付けられました。
そして、疑似家族の様な兄弟達に嫌気がさす京子に
「私も若い時はそう思っていたが、
年を取って行くとそれぞれの生活が大事になっていく。。
自分もそうはなりたくないけど、そうなっていく。。
そう、世の中って嫌なことばかりね。。」
と話す紀子(原節子さん)とのやりとりが心に残りました。。
家族、人との関係、人間の脆さ、そして無常観。。
きっといつもどこかで起こっている、日常を切り取った様な物語。
戦後60年経っても色褪せないんだとじんわり。
小津監督の作品を他にも観たいと思います!






