26日、山梨県民文化ホールにてピアノDUOを聴く。

小林侑奈、冨永愛子さんの新コンビ名である。

 

二人は3,4歳のころから同じピアノ教室でせっせ琢磨し、且ついまだに仲良しDUO。

 

モーツァルト 魔笛 パパゲーノのアリアによるピアノ1台4手連弾のための演奏会用幻想曲

これは腕の交差がすさまじく、カメラで鍵盤を撮影、後ろのスクリーンに投影しているのでその様子に見ているほうは呆気にとられる、といった趣向。

仲の良いコンビだけに、すっと身を引いたり前に出たりと舞台上の二人と映像を見比べ楽しめた。

 

サンサーンス 動物の謝肉祭4手連弾

真嶋雄大氏による語り付きで、水族館のきらめいた感じの描写が美しい。ピアニストでのでのわざとらしい振る舞いも息がぴったり。

 

デュカス 魔法使いの弟子

ここからは2台のピアノを使用。

魔法が止まらず水があふれだすさまは想像しただけでおかしいが、また拍車をかけて楽しい演奏が繰り広げられた。

 

A.ローゼンブラット ビゼーのカルメンの主題によるファンタジー

主要場面がちりばめられていて、楽しい。

 

ミヨー スカラムーシュ

ミヨーの作品は賑やかで楽しい。

この曲は二人で初めてコンテストで連弾したそうで、思い出の詰まった曲。

前回の共演でも演奏された。

私は昔1960年代後半のNHK番組、4時5分のテーマを思い出す。

 

そのあとアンコールでパーンとクラッカーが鳴り、気が付くと2人の耳はウサギの耳になっていた。

驚いてみていたが、コンビ名がラテン語でウサギを意味するからだそうだ。

とても楽しい雰囲気の演奏会だった。

 

今後の活動も見逃せませんね。